白井寿昭の金言一覧

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2017年05月の金言

  • 【白井寿昭の結論】5月28日(日) 「日本ダービー」特別なレース
    「ダービー」は世界のどこの国に行っても重要なレース。世界中の競馬サークルの中でダービーを目指すことは、ひとつの大目標。特別なレースであり、重みが違う。私はスペシャルウィークで勝ったが、直線で抜け出した時は鳥肌が立つような思いだった。 それは私だけではなく、乗っていたユタカも同じだったと思う。彼は最後の直線でステッキを落とした。普通は考えられない。後続に大きな差を付けていたが、それでも落としてしまったのは「負けたらアカン」という思いが強かったからだろう。当時の彼はダービー未勝利。普通の状態ではなかったかもしれないが、それだけの重さと想いがダービーにはある。 そういえば、ユタカは翌年もアドマイヤベガでダービーを勝った。管理していた調教師の橋田が、「前の年に獲ってくれたから、ユタカは落ち着いて乗れたんや」と私にハッキリ言ったことを覚えている。やはりダービーは、それだけ特別なレースなのだ。 それではレースの話に移ろう・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月21日(日) 「オークス」巻き返しは可能
    オークスは白井厩舎が初めて勝ったGI。 タイトルをもたらしてくれたのはダンスパートナーだ。 デビュー前の競走馬との出会いは様々だが、私とダンスパートナーの縁は、母ダンシングキイが上場されていたケンタッキーの繁殖セールでのこと。社台ファームの吉田善哉さんが「絶対に落とせ」と指示していたのを私は近くの席で見ていた。 そして日本にやってきたダンシングキイ。サンデーサイレンスとの間に生まれた彼女を私は管理することができ、その彼女が初のタイトルをもたらした。多くの馬を管理してきたが、ダンスパートナーは特に思い出深い1頭だ。 それではレースの話に移ろう・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月20日(土) 「平安S」今回も能力を発揮できそう
    以前の平安Sは1月に行なわれていたが2013年から今の時期に移行した。当時はフェブラリーSの前哨戦。移行してレースの意味合いは変わっているが、現在なら大井の帝王賞などを考えている陣営が選択肢に入れるのだろう。 それでは何頭かの見解に移る・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月14日(日) 「ヴィクトリアマイル」能力的に一枚も二枚も上
    ヴィクトリアマイルは2006年から始まった比較的新しいGIということもあり、私が管理馬で出走させたのも07年のフサイチパンドラだけだったと思う。 少し余談になるが、フサイチパンドラのオーナーは「フサイチ」の冠名で知られた関口房朗さん。広いようで狭い競馬サークルゆえに他人の評判は好むと好まざるとに関係なく様々な形で耳に入ってくる。 実際に直接会ってみなければ分からないものだが、それでも関口さんの振る舞いが派手なことは私の耳にも入っていた。フサイチパンドラを管理する前、私は縁あって食事をする機会を持った。私も“派手で自己主張が強い"といったテレビなどのメディアに登場するイメージを少なからず持っていたが、実際にお会いした関口さんは全く異なる印象だった。 調教師の仕事には敬意を払い、私たちの仕事に注文も付けない。短いお付き合いしかできなかったが、「金は出すが口は出さない」というオーナー。そんな方であった。 それではレースの話に移ろう・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月13日(土) 「京王杯SC」4頭の見解
    今回は安田記念の前哨戦、京王杯スプリングC。私も過去6回ほど使っている。このレースを勝ったことはないが、私が調教師になって数年後の86年はコーリンオーという馬で3着になった。勝ったのは河内洋騎手のトーアファルコンだったと思うが、4着は前年の天皇賞(秋)でシンボリルドルフに勝ったギャロップダイナだったと思う。 この時のコーリンオーも次走で安田記念を使ったし、97年2着のオースミマックスも、その後に安田記念を使った。基本的に京王杯スプリングCは、「賞金の足りない馬」、「東京を経験させたい馬」など使う理由は色々だが、以前も今も、安田記念に向かうためのレースだろう。 ちなみにコーリンオーは日高大洋牧場の生産で3代母にシラオキがおり、私がのちに管理するスペシャルウィークと同じ牝系だった。 それでは、レースの話に進もう・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月7日(日) 「NHKマイルC」勝負強さの光る乗り役に再び戻る
    NHKマイルCはダービーまでの日程がタイト。余談だが、2004年に勝ったキングカメハメハは、その後にダービーも勝った。この日程でダービーまで勝ったキングカメハメハのインパクトの強さ。そんな思いを抱いたことを覚えている。 それではレースの話に移ろう・・・
  • 【白井寿昭の結論】5月6日(土) 「京都新聞杯」面白い一頭
    私がスペシャルウィークで勝った時は秋に行なわれており、菊花賞トライアルだった。今の時期に移行してから、キズナなどがダービーを勝っているが、それでも例年、レース前の段階で「凄いな」と感じさせるような馬が多数出てくるイメージはない。 やはり弥生賞などのトライアルから皐月賞に出走し、そこからダービーに向かう王道路線と異なり、ここまで何らかの理由で使い出しが遅くなったような馬が多くなってしまうのが理由だろう。 今回のレース後にダービーを意識させてくれるような馬が出てくれば、ファンの方の楽しみも増えるのではないだろうか。 さて、レースの話をしよう・・・