寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 爪の不安がなくなり調整も順調ならば死角はない

どうも、寺井千万基です!

日曜日に行なわれるフローラSは、一昨年モズカッチャンが飛躍の足がかりとしたレースで、実に思い出深い。
今年の牝馬クラシック路線は、桜花賞を圧勝したグランアレグリアが早々にオークスではなくNHKマイルC参戦を表明し、2冠目のオークスは桜花賞馬不在のメンバーで行なわれることはほぼ間違いない。かなり人気も割れそうなだけに、フローラSでアッと驚くような強い勝ち方をする馬が現れれば、本番でもかなりの注目を集めることになりそうや。


◆東京11R・フローラステークス

かつては桜花賞上位組からもエントリーがあり、桜花賞 → 4歳牝馬特別(現フローラS) → オークス、というローテーションが主流だった時代もあったが、開催時期の変更などもあり、いまやスッカリと別路線組によるトライアルとして定着。

今年も桜花賞組のエントリーはなく、メンバーの大半が1勝馬という顔ぶれ。ただ、いくらメンバーレベルが低調とはいえ、500万クラスを勝ち切れないような馬では、やはり苦戦は免れないんじゃないかな?

僕の注目馬は、前走で500万クラスを勝ち上がり、勢いに乗るウィクトーリアと、フェアリーポルカの2頭。ただ、府中の2000mコースはレアウト的に大外枠の不利が大きく、18番ゲートを引いてしまったフェアリーポルカは、少し評価を割り引く必要がありそう。

いっぽう、逃げて好成績を残してきたウィクトーリアの方は、絶好の2枠4番を引き当てた。これまでのレースぶりから、無理に控えても味がないタイプだということが判っているだけに、おそらく今回も先手を主張してくるはず。
同型のジョディーとの兼ね合いがポイントになりそうだが、おそらくスタートが良かったほうがハナを切る形になり、案外と隊列はスンナリ決まりそうな予感。開幕週の絶好馬場をマイペースで運べれば、前走の再現も十分に可能やと思うで。

厩舎サイドは"この馬は跳びが大きいし、前走の勝ちっぷりをみても、やはり気分良くマイペースで行かせたほうがよさそう。追い切りでも文句なしの動きをみせていたから、短期放牧明けでも体調面に不安はないよ。連勝でクラシックの舞台へと駒を進めたいね"っちゅうてたみたいやで。

僕もVTRでこの馬の最終追い切りを見たが、短期放牧明けであれほどの動きが出来るのは、やはり外厩でシッカリと乗り込まれてきたからに他ならない。終わってみれば、このレースもノーザンFの馬か…っちゅう結果になるかもしれんな。

かなり混戦のレースだが、フェアリーポルカ、シャドウディーヴァ、フォークテイル、ペレ、セラピア、までが勝負圏内。


◆京都11R・マイラーズカップ

安田記念へ向けた西のトライアルレース。今年の安田記念は、凱旋門賞への登録を見送ったアーモンドアイや、香港の最強マイラーといわれるビューティージェネレーションなどが参戦をほのめかしており、実現すれば近年でも稀にみる好カードとなることは間違いない。このマイラーズCを制して、世界レベルの2頭に挑戦状を叩きつけるのは、はたしてどの馬か?

今年のマイラーズCには、僕のイチオシ馬モズアスコットがエントリーしているが、昨秋のスワンS以降の成績が冴えず、陣営に話を聞いたところ"海外遠征後はリフレッシュ放牧に出したけど、今回はまだ仕上がり途上で体にも余裕がある。本番へ繋がる競馬ができれば"っちゅうことやった。おそらく今回は7-8割くらいのデキで、少なくともココを勝ちに来ているという感じではなかった。
この馬の評価を下げるつもりは微塵もないが、明らかに目標は先なだけに、もし馬券で狙うとすれば、次の安田記念まで待った方がいいんじゃないかな?

いっぽう、今年の桜花賞、皐月賞では惜しくも結果を出せなかった中内田厩舎&川田騎手のコンビは、次のチャンスで巻き返すためにも、ここはダノンプレミアムで弾みをつけておきたいところ。
今回は、同じ中内田厩舎からパクスアメリカーナも有力馬の一角としてエントリーしており、さっそく厩舎スタッフに自信のほどを聞いてみると…"ダノンプレミアムは爪に不安があり、前走は放牧明けのレースで半信半疑だったけど、今回は一度使った後だったから調整もしやすかった。大阪杯ではなく、安田記念を目標にするのは当初からの青写真どおり。何も不安はないから、連勝で本番へと駒を進めたいね。いっぽうのパクスアメリカーナも、いま力をつけているから、得意のマイル戦ならダノンプレミアムといい勝負ができるかもしれないよ"っちゅうて、同一厩舎のワンツーフィニッシュを狙っていそうな口ぶりやったで。

ダノンプレミアムはGI勝利を含む6戦5勝という抜群の実績を誇り、唯一の敗戦も、一頓挫あり距離も長かった昨年のダービーだけ。爪の不安がなくなり、調整も順調ならば、まさに死角ナシ。馬券的な話としても、軸不動というジャッジで大丈夫なんじゃないかな。

この2頭に割って入るとすれば、前述のモズアスコットと、3連勝中のインディチャンプ。実績からも、今年はこの4頭の上位争いが濃厚や。


◆京都10R・桃山ステークス

このレースは、現級卒業にメドが立っているフリーフリッカー、ヒストリーメイカーと、1000万クラスを強い内容で勝ちあがってきたエルリストン、スズカガルチ、の上位争いになりそう。

中でも、関係者の鼻息が荒かったのが、ダート替わりだった前走を5馬身差で圧勝したエルリストン陣営。
"前走をみてもダート適性の高さは相当なもの。勝ちタイムも同日のオープンと比べて遜色ないものだったから、昇級の壁はないと思うよ"と、このクラスは通過点っちゅう口ぶりやったで。


◆京都9R・比良山特別

クラス卒業は目前という成績を残しているチャロネグロは、左回りだと内にモタれるような面があり、東京コースではなくわざわざ遠征競馬を選んだ模様。
陣営は"前走は勝負どころで内に入ってしまい不完全燃焼だった"っちゅうジャッジをしとったから、今度は外の広いところに持ち出して、シッカリと脚を伸ばす作戦をとるんじゃないかな?

相手には、ネプチュナイト、トーホウアルテミス、アドマイヤアゼリ、スマートアエロ、の4頭を挙げておくよ。


最後に日曜の鮫島厩舎だが、この日は福島で2頭が出走を予定しとる。

◆福島10R・4歳上500万下

福島コースで500万勝ちの実績があるハギノカエラは、このメンバーが相手でもコース適性の高さではヒケをとらない。ここ2戦は不甲斐ない結果だったが、得意コースならば前進があるはず。


◆福島11R・福島中央テレビ杯

ハギノカエラと同様、このレースに出走するシンデレラメイクも福島コースを得意にしており、福島ではまだ大きく崩れたことがない。 得意コースなうえ53キロの軽ハンデならば、上位争いに加わっても不思議ではない。