寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 僕の耳まで届いてくる話は、どれも兄以上という評価ばかり

どうも、寺井千万基です!

日曜は中山競馬場で、牡馬クラシックの第1弾・皐月賞が行なわれるが、今年は鮫島厩舎からタガノディアマンテが参戦。スプリングSでは惜しくも優先権を逃したが、なんとか賞金ギリギリで18頭の出走枠に入ることが出来た。
タガノトネールの半弟という厩舎ゆかりの血統馬で、クラシックに参戦できることは本当に嬉しいかぎりや。


◆中山11R・皐月賞

冒頭でも触れたとおり、今年はタガノディアマンテがなんとか賞金順で出走まで漕ぎ着けた。鮫島厩舎のクラシック参戦は久しぶりで、たしか17年菊花賞のプラチナヴォイス以来じゃないかな?クラシックはゲートインできるだけでも、大変に名誉なこと。まだまだ成長途上で上位争いは厳しいと思うが、少しでも上の着順を、願わくはダービーの優先出走権が得られる5着以内を目指して頑張って欲しい。

今年の皐月賞で、最有力と目されるのが、ホープフルSの優勝馬サートゥルナーリア。
この馬は、半兄にエピファネイア、リオンディーズという2頭のGIホースがいる良血馬。さらに、兄姉はすべて母シーザリオと同じく、名門・角居厩舎の所属。サートゥルナーリアもデビュー前から"兄達と比べてどうなのか?"という点でも注目されたが、デビューから2歳いっぱい迄は、角居厩舎が調教停止処分期間だったため、いったん中竹厩舎へ預けられ、なかなか兄弟比較の具体的な話は聞こえてこなかった。

明け3歳からようやく角居厩舎所属となり、その後は、『兄よりも気性面がまともで調整しやすい』、『モノが違う。GIホースの兄2頭との比較でも抜けているかも』、『3連勝でGIを勝っているけど、まだぜんぜん本気で走っていなさそうだ』、『調教パートナーを務められる馬がいないくらい調教でも走る』など、僕の耳まで届いてくる話は、どれも兄以上という評価ばかり。

競馬はいつも一番強い馬が勝つとは限らないし、中山2000mのコースは紛れもあるだけに楽観はできないが、サートゥルナーリアがここ3戦でみせた圧巻のパフォーマンスはご存知のとおり。さらに、この血統を知り尽くした角居厩舎の関係者がこれだけの評価をしているのならば、間違いなく勝ち負けには加わってくるんじゃないかな?
昨年末以来の休み明けというローテーションも、ノーザンFの外厩で乗り込まれていれば大丈夫だということが、先週の桜花賞で証明済み。大きなマイナスとはならないはずや。

サートゥルナーリア以外では、アドマイヤマーズ、ヴェロックス、ダノンキングリーが上位評価。

もし、展開が紛れるようなら、サトノルークスも3着争いくらいには加われるかもしれん。お天気は持ちそうだが、雨が早めに降るようならメイショウテンゲン、アドマイヤジャスタの2頭が穴候補。


◆阪神11R・アンタレスステークス

このレースで、僕が注目している4歳馬のグリムは、昨夏のレパードS以降、交流重賞を中心に使われ、着実に力をつけてきた。
名古屋大賞典からの臨戦と、ゆとりのあるローテーションにも好感が持て、そのお陰か最終追い切りでは抜群の手応えで、持ったまま併せた先導馬2頭を抜き去った。

体調の良さは疑いようもなく、久しぶりとなるJRA重賞についても"速い馬がいて流れた方が、レースはしやすいよ"っちゅうて、厩舎サイドはまったく心配してなかったで。ペースに戸惑うことなく自分のリズムでレースができれば、勝ち負けできるんじゃないかな。

今年は混戦ムードだが、グリム以外ではウェスタールンド、ロンドンタウン、ピオネロ、テーオーエナジー、ナムラアラシ、までが勝負圏内。


◆阪神10R・難波ステークス

このレースにエントリーしているバイガエシは、僕が現役の助手をしているときに何度も目にし、その度に"いい馬っぷりだな"と感心していた馬や。
もう7歳馬で上がり目もないだろうが、屈腱炎を患ってさえいなければ、きっと重賞路線を賑わせていたはず。能力どおりならば、準オープンはアッサリだと思うが、脚元に爆弾を抱えている状態では、過度に期待はできない。

レースは、クラス卒業にメドが立っている、ジークカイザー、テーオービクトリー、テリトーリアル、ブラックスビーチ、の争いが濃厚なんじゃないかな。


◆阪神9R・千種川特別

前走、距離短縮で臨んだアルジャーノンは、見どころのあるレースぶりで、陣営も手応えを掴んだ様子。
"前走は6ハロンの距離がどうかと心配したけど、前半こそ流れに戸惑っていたものの、最後はシッカリと脚を使ってくれた。あのレースぶりならば、現状はむしろマイルよりも合うんじゃないかな?この距離2走目で、今度は結果を出したい"っちゅうてたで。

相手には、セトノシャトル、ヤマニンペダラーダ、ミトノアミーゴ、ムーンチャイム、ライオネルカズマ、の5頭を挙げておくよ。

なお、このレースには鮫島厩舎のマリエラも出走を予定しているが、中央場所のメンバーが相手ではさすがに荷が重い。ここをひと叩きして、次のローカル開催で勝負をかけたい。


最後に日曜の鮫島厩舎だが、この日はタガノディアマンテとマリエラ以外に1頭が出走を予定しとる。

◆福島7R・4歳上500万下

ナンゴクアイネットは、重馬場だった前走で崩れたが、あまりガサのない牝馬だけに力の要る馬場が向かなかった印象。休み明けでも乗り込み十分で仕上がりは悪くないから、良馬場ならば2走前くらいやれてもいい。