寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 血統面からマイルは守備範囲。今回は評価を下げる理由がない

どうも、寺井千万基です!

桜花賞を快勝したグランアレグリアは、僕の想像をはるかに越える驚きの強さ。いっぽう、注目していたダノンファンタジーは、4連勝の勢いをもってしても、残念ながらグランアレグリアには歯が立たなかった。ただ、4着という着順は、人気を背負っており、強い勝ち馬を追いかけざるを得なかったぶんの差。けっして2-3着馬に力負けしたという訳ではない。

ここからオークスへ向けてダノンファンタジー陣営がどう立て直してくるか?要注目だが、桜花賞の結果を見てまっ先に感じたことは、やはりトレセン並みの設備を持った外厩(=ノーザンF天栄)の凄さ。早いうちに賞金を稼ぎ、前哨戦での消耗を避けて本番へ直行するというローテーションが、これからますます増えてくるかもしれん。


◆阪神11R・アーリントンC

昨年から開催時期が変更となり、NHKマイルカップのトライアル競走としてリニューアルしたレース。NHKマイルカップを目指す関西の有力馬は、1週前に中山で行なわれるニュージーランドトロフィーよりも、長距離輸送のないこちらを選ぶようになることは間違いなさそう。グレードの違いとは裏腹に、だんだんとメンバーレベルはこちらのほうが高くなっていきそうな雰囲気や。

今年は重賞好走馬が何頭か顔を揃え、なかなかのメンバーレベル。ここでの勝ち方次第では、本番のNHKマイルカップでも面白い存在になりそうや。
僕の注目馬は、外国産馬のフォッサマグナ。この馬は昨年の優勝馬タワーオブロンドンと同じく、藤沢和厩舎&ルメールのコンビ。デビューからずっと手綱を取り続いているルメールの都合を考え、関東圏で行なわれるニュージーランドTではなく、わざわざこちらを選んだことは想像に難くない。

フォッサマグナは、その血統の素晴らしさもさることながら、スローペースを後方から圧倒的な末脚で差し切ったデビュー戦のパフォーマンスが圧巻。その評価の高さは、2戦目の共同通信杯で、GIホース・アドマイヤマーズに次ぐ2番人気の支持を集めたほど。僕は血統面から9ハロンの距離はどうかな?と感じたから共同通信杯では確か2、3番手評価に留めたと思うが、やはり前走の走りをみても、マイルまでの距離ならば評価を下げる理由がない。

藤沢和厩舎らしく、この中間も一貫して「静」の調整だったが、桜花賞の結果をみても判るとおり、この調整パターンは厩舎のカラーだけにまったく心配はいらない。調教の動きから状態の良し悪しがなかなか判断しづらいところはあるが、変わりない調整が出来ていること=順調、というのが僕のジャッジや。

厩舎サイドも"前走の勝ち時計が優秀だったように、やはりマイルくらいの距離が良さそうだね。共同通信杯はメンバーも強かったが、デビュー2戦目でいきなりの重賞挑戦、距離延長と、いろいろ条件面でも厳しかった。今回は、輸送も経験済みだし重賞も2度目だから、良い結果を期待しているよ"っちゅうてたらしいで。

相手候補には、ヴァルディゼール、ヴァンドギャルド、ジャミールフエルテ、ミッキーブリランテ、サンノゼテソーロ、の5頭を挙げておくよ。

なお、このレースには鮫島厩舎からジゴロも出走を予定しとるが、今回は長期休養明けで、はじめての重賞挑戦と敷居が高い。パドトロワ産駒だけに少し距離が長い印象もあり、今回はあくまで力試しのつもり。


◆中山11R・中山グランドジャンプ

オジュウチョウサンの前走は、平地帰り初戦だったということもあり、馬もジョッキーもこれまでにないほど慎重なレースぶり。久しぶりの障害レースで感覚が鈍っていたのか、飛越に多少のブレがあり、鞍上の石神も細心の注意を払っていたようにみえた。前走のレースぶりからは、かつてほどの圧倒的な力差を感じなかった、というファンがおるかもしれんが、力差をみせつけることが目的ではなかったことは言うまでもない。あくまで本番へ向けて、ゆっくりと安全運転に徹した結果や。
その点、前走で久しぶりの障害戦という課題を無事にクリアできたわけやから、手綱をとる石神も、今度は安心して思い切った騎乗ができるんじゃないかな。

ここは素直に相手探しの一戦と割り切って、オススメの相手候補を挙げておくよ。
実績的には昨年の中山大障害の1、2着馬が人気を集めそうだが、どちらも9歳馬だけに伸びシロという点では殆ど期待ができない。よって、実績面では見劣るが、今回は中山大障害の3着馬マイネルプロンプトと、4着馬シンキングダンサーのほうを2着候補としてオススメしておくよ。
この2頭のどちらかが2着に入れば、着順の妙で、少しは3連単の配当もつくんじゃないかな?


◆阪神10R・陽春ステークス

昇級戦だった なにわSで3着に好走したテーオージーニアスは、"前走の優勝馬は、先日の交流重賞でも3着に好走したように重賞級の馬。昇級戦でその馬を相手に差のないレースができたのだから、クラス卒業にメドは立った。近いうちにオープン入りできるはずだよ"っちゅうて、厩舎サイドは勝ち上がりに自信を覗かせてたで。

その他では、ニホンピロタイド、ペルペトゥオ、プレシャスルージュ、メイショウアリソン、アスタースウィング、までが勝負圏内。


◆阪神9R・蓬莱峡特別

"前走は休み明けで仕上がり途上だったけど、それ以上にテンから引っかかって、暴走ぎみに飛ばし過ぎてしまった。ブリンカーが効き過ぎた感じもしたから、今回は外してみる。ガス抜きも出来たし、リラックスして走ることができれば巻き返せるはずだよ"っちゅうてたのが、トゥザフロンティア陣営。

いっぽう、これに負けず劣らずに威勢がよかったのがレッドガランの厩舎スタッフ。"年明けあたりからようやく馬がシッカリとしてきた。もともとオープン級と期待していた馬で、ここから軌道に乗っていけそうな雰囲気だよ。ノンストップでオープン入りまで行けるんじゃないかな?"っちゅうてたから、ここは2頭の一騎打ちになりそう。


最後に土曜の鮫島厩舎だが、この日はジゴロ以外に4頭が出走を予定しとる。

◆阪神3R・3歳未勝利

デビューから惜敗が続くアイファーキングズだが、前走は勝ち馬も強かったが、それ以上に相手を楽に行かせ過ぎた。血統からも期待は高く、そろそろ勝ち上がりを決めておきたい。


◆福島7R・4歳上500万下

昇級してからの2戦が物足りないデイジーブリランテだが、シッカリと間隔をとって立て直し、仕上がり面に不安はない。ローカルの牝馬限定戦だし、スムーズに先手をとれれば好勝負になっていい。


◆福島8R・4歳上500万下

ここのところ安定して掲示板前後の着順を繰り返しているギャツビーは、デキ落ちもなく好調をキープ。小回りコースに替わるのはプラスやから、前進があっても不思議はない。


◆福島9R・4歳上500万下

ここ2戦連続して人気を裏切ってしまったグランセノーテだが、自信を持って送り出した前走の敗戦が不可解。ただ、今回はかなりメンバーが落ちるから、何とか巻き返したいところ。距離延長と減量騎手起用でいいポジションが取れるはずやから、前々で積極的なレースをさせたい。