寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 東京マイルといえばやはり注目はあの厩舎

どうも、寺井千万基です!

日曜日に行なわれる重賞・きさらぎ賞は、クラシックへ向けた重要な一戦。毎年素質馬が集まるレースで、今年は鮫島厩舎からも、タガノディアマンテがエントリー。
タガノトネールの半弟という血統から、活躍の時期はもう少し先になりそうだが、ここで良いレースをしてくれればクラシック出走もみえてくるだけに、ぜひ頑張って欲しい。


◆東京11R・東京新聞杯

今年の東京新聞杯は、関東の名門・藤沢和厩舎から3頭がエントリー。たしか、京王杯SCの時にも触れたと思うが、厩舎にも得意なレースというものがあり、この東京新聞杯も過去に3勝を挙げとるように、藤沢和厩舎が得意としているレースの1つや。
今年出走する3頭の中でも、特に明け4歳馬のタワーオブロンドンは、ローテーションからも東京のマイル戦に狙いを定めとる感がある。おそらく馬の適性からもっとも能力が発揮できる舞台だと、厩舎サイドが判断しているからじゃないかな?GI3着という実績はもちろんのこと、厩舎の主戦ジョッキーでもあるルメールが手綱を取るということもあり、僕もこの馬が最有力じゃないかと思っとるよ。
ただ、馬券を抜きにして、競馬ファンが一番注目しとるのは、おそらくマイル戦に矛先を向けてきたレイエンダの方なんじゃないかな?
こちらは、ダービー馬レイデオロの全弟という良血馬で、3歳時はセントライト記念にも出走したように中距離路線を歩んできた。だが、このまま中距離の重賞路線を歩むと、いずれはGIでレイデオロ(同馬主の持ち馬)と出走が被ることになる。だから、兄とは別路線を歩ませる方向を模索した結果が、今回のマイル参戦なんやと思う。だから、ここは"お試し出走"といった雰囲気があり、ルメールの動向をみても、ここでの勝負気配はタワーオブロンドンの方が高いように感じる。もちろん、能力的には重賞級の馬やから、アッサリがあっても驚けないが、気性的に距離短縮で良さが増すようなタイプにもみえない。マイル戦でこれまで以上のパフォーマンスを発揮できるか?は今のところ半信半疑。そういう意味では、この東京新聞杯での走りが、今後の同馬の路線を決める大きなターニングポイントになりそう。
関東馬やから僕が直接話を聞いたわけではないが、タワーオブロンドンについて厩舎サイドは"前走は惜しかったけど、休み明けだったことを考えれば悪くはない内容。前走から少し間隔が空いたけど、ここへ向けてシックリと乗り込んできたから態勢は万全だよ。年長馬との対戦も2度目になるから、重賞のメンバーが相手でもヒケはとないと思う"っちゅうてたみたいやで。
鞍上のルメールは、年明けからあまりパッとしないが、得意の東京開催がスタートしたことやし、そろそろエンジンが掛かってくるんじゃないかな?

藤沢和厩舎の3頭以外では、ロジクライ、インディチャンプ、レッドオルガ、の3頭にもチャンスがありそう。


◆京都11R・きさらぎ賞

このレースに出走する鮫島厩舎のタガノディアマンテは、厩舎で活躍した タガノトネールの半弟という期待馬。
エリカ賞は勝ち馬のペースになり3着という結果だったが、昇級戦としては及第点の内容で、上のクラスでもやれるメドはついた。今回は重賞挑戦となるが、大半が1勝馬というメンバーだけに、ノーチャンスではないはず。前走後はひと息入れたが、追い切りではジョルジュサンク(古馬オープン)の胸を借りて堂々の併入。仕上がりに不安はないから、エリカ賞のように上手くインで立ち回ることができれば、上位進出も期待できそう。注目しておいて損はないと思うで。

最大のライバルになりそうなのが、東京スポーツ杯の2、3着馬。
東京スポーツ杯は優勝馬のニシノデイジーが年末のホープフルSで3着に入ったように、レースレベルはそれなりに高かった。やはり500万クラスを勝ち上がったばかりのメンバーよりは、1枚上の評価が必要やと思うで。

もし、この2頭に割って入るとすれば、500万クラスを勝ち上がってきたエングレーバーとダノンチェイサー。


◆京都10R・山城ステークス

準オープンに昇級してから苦戦が続く鮫島厩舎のアイファープリティだが、直線が平坦なコースは向いており、今回の京都替わりはプラスになりそう。52キロの軽ハンデを味方に、まずはクラス通用にメドを立てたいところや。

レースは、浜松ステークスで2着に好走したハウメアが中心になりそう。
"惜しい競馬が続くけど、いい位置が取れるようになりレースぶりが安定してきたから、今回も大きく崩れることはないと思うよ。展開ひとつで勝ち負けになりそう"っちゅうて、陣営も期待を持って遠征してくるみたいやで。

相手には、スワーヴアーサー、ファミーユボヌール、クインズサリナ、メイショウカズヒ、メメイショウカリン、の5頭を挙げておくよ。
ハンデ戦らしく軽量馬の上位食い込みに要注意。


◆京都9R・稲荷特別

降級してからなかなか再昇級が果たせない鮫島厩舎のハローユニコーンだが、能力的にはいつ巻き返しても不思議はない。メンタル面が不調の原因という可能性は十分に考えられるから、今回は短期放牧によるリフレッシュ効果にも期待したい。

だが、今年の稲荷特別はずいぶんといいメンバーが揃った印象。
人気にもなると思うが、ダブルフラット、ラテュロス、テリトーリアル、あたりはいつ勝ち上がってもおかしくない実力の持ち主。3着が続くリュヌルージュは、悪く言えば器用貧乏なところがあり、先に上げた3頭よりも勝ち味に遅いのが難点。


最後に日曜の鮫島厩舎だが、この日はこれまでに取り上げた馬以外に4頭が出走を予定しとる。

◆京都6R・3歳新馬

このレースでデビューを迎えるスワンレークは、鮫島厩舎で活躍したパドトロワの半妹。厩舎期待の良血馬だが、肝心の追い切りの時計がなかなか詰まってこない。実践向きという可能性は十分にあるが、デビュー戦に関しては半信半疑。徐々に力をつけて、将来的にお兄さんのように活躍してくれれば。

◆中京7R・3歳未勝利

前走ではじめて掲示板に載ったマーニは、体幹がシッカリとし、ケイコでも動けるようになってきた。叩き2戦目の上積みも期待できるから、さらなる前進がありそう。

◆東京9R・ゆりかもめ賞

10ハロンに戻して結果が出たマコトジュズマルは、折り合いに不安がないタイプで、さらなる距離延長もOK。スローからのヨーイドンでは分が悪いから、積極的な競馬で粘り強さをいかしたい。

◆東京10R・銀蹄ステークス

羅生門Sで3着に好走したクライシスは、1000万下を快勝した得意コースを求めて意欲の遠征。何頭か骨っぽい相手がおるが、展開次第では十分にチャンスがあるはず。ここは前走以上の結果を期待したいところや。