寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 昨年の菊花賞はレベルが高かったことが既に証明されている

どうも、寺井千万基です!

土曜は京都5Rに出走したマコトジュズマルが見事に優勝し、鮫島厩舎に2019年の初白星をプレゼントしてくれた。この調子で、2勝目、3勝目とポンポンと勝ち星を積み重ねていきたいところや。


◆中山11R・アメリカジョッキークラブカップ

前年の菊花賞馬がこのレースに出走することは珍しく、大抵は3月の阪神大賞典や日経賞から始動し、春の天皇賞を目指すのが王道パターン。ただ、3000mのGIを制したとはいえ、最後に33秒台の瞬発力勝負になった昨年の菊花賞は、スタミナをあまり問われないレースだったことは間違いない。優れた瞬発力を有するディープインパクト産駒のフィエールマンは、陣営の見立てどおり、ベストは中距離っちゅうタイプのように見える。
わずか4戦でクラシックを制した素質の高さばかりがクローズアップされとるが、裏を返せば、現状ではまだ休み休みでしかレースを使えないという、体質面の弱さを抱えとる。春の最大目標をどこに置いとるかは判らんが、本番までに出来るかぎりゆとりを持たせたいという事情も、この寒い時期のレースをわざわざ始動戦に選んだ理由の1つかもしれん。
ご存知のとおり、菊花賞4着馬のブラストワンピースが昨年の有馬記念を制し、先週の日経新春杯でも菊花賞5着馬のグローリーヴェイズが優勝。菊花賞がレベルの高いレースだったことは既に証明されており、今年のAJCCはフィエールマンが中心となることは、まず間違いなさそうや。
関東馬だけに僕が直接話を聞いたわけではないが、陣営は"中間に熱発があったけど、いまはもう大丈夫。最終追い切りの動きも抜群だったよ。いまの時計の掛かる美浦ウッドで、終い1ハロン13秒を切れる馬は、そういないからね。いい形で19年のスタートを切りたい"っちゅうコメントをしとったみたいやで。

相手候補は、昨年の優勝馬ダンビュライトと、重賞2勝馬のジェネラーレウーノ。この2頭は大の中山巧者やから、フィエールマンが休み明けでモタつくようなことがあれば逆転までありそう。

その他は、展開が紛れた場合の3着候補といった印象。


◆中京11R・東海ステークス

このレースには、GI馬で昨年のチャンピオンズCでも4着に好走したアンジュデジールがエントリーしとるが、どうやら人気を集めるのはオープン初挑戦のインティみたいや。
ただ、インティは5連勝中という勢いは評価できるものの、一気のメンバー強化と、手前を替えるのが下手という点が気になる。さすがに手前を替えないままで押し切れるほど、重賞は甘くないと思うで。
厩舎サイドも"以前から弱いところがあったけど、ここにきてだいぶ馬がシッカリとしてきた。連勝の内容もよかったから、今回も期待しているよ。他馬に絡まれることなくスンナリと行ければ、ここでも通用すると思う。ただ、体のバランスの関係で、どうしても左手前で走りたがる。その点だけが心配"っちゅうて、左回りコースに不安を感じとる様子やったで。
僕の経験上、キャリアを積むことでスムーズに手前を替えられるようになる馬もおったから、将来的には心配いらんと思うが、はたして今回はどうやろか?人気になり過ぎという気もするし、僕はちょっと評価を下げてみたいと思う。

僕が一番手に評価したいのは、明け4歳馬のチュウワウィザード。
実績的にはインティよりも上位に評価できるし、左回りコースにも不安がないタイプ。昨秋からの現4歳世代の活躍をみれば、やはりこの馬の素質と伸びシロが一番魅力的や。

相手にはインティのほか、アンジュデジール、マイネルバサラ、スマハマ、アングライフェン、の4頭を挙げておくよ。


◆京都11R・石清水ステークス

クラス卒業まであと一歩というところで足踏みが続くアマルフィコーストは、厩舎サイドも"もう何とかしないとね"と苦笑い。ジョッキーの進言で引き続き7ハロンを使うっちゅう話しやから、コンビ3度目となる秋山も気合いが入っとると思うで。

ジョイフル、レッドアンシェル、タイムトリップ、の3頭もこれまでの実績や勢いから上位争いが可能。


◆京都10R・舞鶴ステークス

休み明けプラス20キロでも見せ場をつくったタイキフェルヴールは、手綱を取る池添がその素質の高さに惚れ込む一頭。
昨年末(12月28日)は、この馬を目当てに中山へ遠征したっちゅう話やから、ここは巻き返しを期して勝ちを狙っとるはずや。

相手候補は、関東馬のデザートスネークと、復調の兆しがみえる実績馬のクリノリトミシュルが有力。

この他はちょっと見劣る印象だが、メイショウテムズ、レッドウィズダムの2頭も、展開次第では上位進出のチャンスがあるかもしれん。


◆京都9R・睦月賞

このレースは8頭立てで有力馬も限られるから、注目しとる順に名前だけを挙げておくよ。
アドマイヤアゼリ、フォイヤーヴェルク、ノチェブランカ、コスモピクシスの順。


最後に日曜の鮫島厩舎だが、この日は3頭が出走を予定しとる。

◆中京7R・3歳未勝利

このレースに出走するマーニは、目先を変えてダートを試してみたが、440キロそこそこの馬だけに、やはりパワー勝負では分が悪かった。間隔が空いたぶんの割引は必要だが、芝コースに戻ればもっとやれるんじゃないかな。


◆京都8R・4歳上500万下

ここのところ掲示板前後の着順が続いとるデクレアラーだが、切れるタイプではないだけに、もう少し前の位置から粘り込むようなレースをさせたいところ。距離延長と減量騎手で、思惑どおりのレースが出来れば前進があっていい。


◆中京12R・大須特別

惜敗が続くハニージェイドは、前走の内容を見るかぎり、やはりタメが効く6ハロンのほうが良さそう。減っていた馬体重は戻っているから、この距離で展開が向けば差し切りも可能。