寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 姉にソックリというコメントは乗り味に限った話ではなさそう

どうも、寺井千万基です!

今週の水曜日には調教の時間帯に雪が降り、いよいよ栗東トレセン周辺でも冬が本格化。気温は氷点下に迫る厳しい寒さ。もちろん、僕もほんの少し前まではそんな環境のなかで調教をつけていた訳だが、現場を離れてみると、やはり大変な職業やと改めて感じる時がある。管理馬を少しでもいい状態で競馬場へと送り出すため、毎日のように調教に励む厩舎スタッフには、今では頭の下がる思いや。


◆中山11R・フェアリーステークス

今年は抽選で除外となった有力馬がおり、かなりの混戦模様。2頭いる2勝馬は、どちらもこの距離でこそっちゅうタイプにはみえず、今回は1勝馬が中心になりそうや。

新馬戦で2番手追走から楽々と最速の上がりをマークして快勝したアクアミラビリスは、GIホース・クイーンズリングの半妹という血統馬。姉の主戦をつとめたミルコ(M.デムーロ騎手)がデビュー前の調教で跨ったときに"ビックリするほど似ている"とコメントしたっちゅう話や。もちろん、乗り味だけではなく、ポテンシャルの高さを感じとっての発言やと思うで。
デビュー時に厩舎サイドは"まだ体に芯が入っていない状態で、これだけ動けるのだからさすがは血統馬。素質はかなり高そうだよ"っちゅうてたから、鮮やかなデビュー勝ちも、陣営からすればおそらくは当然の結果。実質500万下のようなメンバーならば、この馬が素質で頭1つ抜けとるんじゃないかな?
スタッフは"前走から少し間隔が空いたけど、ここを目標にシッカリと調整してきた。小柄な牝馬だから仕上がりには手間取らないタイプ。どんな競馬でもできるレースセンスの良さを感じるから、初めての中山コースでも対応してくれると思うよ"っちゅうて仕上がりの良さをアピールしとったで。
姉のクイーンズリングは中山コースを得意にしていたから、血統からもコース替わりはOKのクチやと思うで。

他の関西馬からはそれほど威勢のいい声が聞こえてこなかったから、アクアミラビリスの相手には関東馬が面白そう。グレイスアン、フィリアプーラ、アマーティ、エフティイーリス、ホウオウカトリーヌ、の5頭をオススメしておくよ。
特にグレイスアンは、ディープブリランテ x ファルブラヴ という血統だけに、むしろパワー型で中山コースの方が合うんじゃないかな?


◆京都11R・羅生門ステークス

近走で昇級したばかりの馬が多く、なかなか比較が難しいが、連勝中の勢いがあるサヴィと、まだダートで底をみせていないイシュトヴァーンの2頭が有力視できそう。
特にイシュトヴァーンの方は、陣営が"いよいよ馬が充実期に入った感じで、ここのところずっと体調がいい。今の充実ぶりなら、昇級戦でも楽しみ"っちゅうて、即通用の手応えを感じとる様子やったで。

この2頭に割って入るとすれば、好調のユタカちゃん(武豊騎手)が手綱をとるメイショウコゴミ。ポンとスタートを決めてハナをとってしまえば、そのまま押し切りまであるかもしれん。
その他では、レイダー、ヴォーガまでが勝負圏内。

なお、鮫島厩舎から出走を予定しとるクライシスは、終始外々を回らされた前走はレースの流れに上手く乗れなかった。距離延長を味方に、もう少し前の位置でスムーズにレースが出来れば、前進がありそう。


◆京都10R・北大路特別

ここは秋華賞5着馬のラテュロスが、世代レベルを考えても抜けとるんじゃないかな。
いまの京都コースは例年以上に馬場が重く、必ずしもディープインパクト産駒向きとは言えないが、それを差し引いてもこの馬の一番手は揺るがないという印象。
厩舎スタッフは"カイバ食いがよくて今回はプラス体重で出走できそう"っちゅうて、その成長ぶりに目を細めとったから、前走よりもパワーアップした姿でレースに臨めそうや。

相手には、シャンティローザ、アーデルワイゼ、ハイヒール、レッドランディーニ、エッジースタイル、の5頭を挙げておくよ。


◆京都9R・白梅賞

稍重で行なわれた千両賞の勝ち馬マイネルフラップが、先週のシンザン記念で2着に好走。馬場傾向が似ている可能性があり、千両賞2着馬のマイネルウィルトスにも、少し時計の掛かる今の馬場が向くかもしれん。"ここ2戦は惜敗だったから、展開ひとつでチャンスがありそう。レース間隔が詰まっているから、そろそろ結果を出してひと息入れてやりたい"と陣営も今度こそっちゅう雰囲気やったで。

その他では、前走が好時計勝ちのミッキースピリット、オープン実績のあるエメラルファイト、アーデントリーの3頭が上位評価。

いっぽう、名牝ウオッカの娘で注目が集まるタニノミッションは、母の子らしく入れ込みやすい気性っちゅう話しやから、当日のパドック気配に要注意。ただ、騎乗予定の川田が、フェアリーS除外の可能性まで考えて、土曜日は他の騎乗依頼をいっさい受けなかったという話。かなりの熱の入れようで、さすがにノーマークにするのは危険。


最後に土曜の鮫島厩舎だが、この日はこれまでに取り上げた馬以外に3頭が出走を予定しとる。

◆京都6R・4歳上500万下

8歳牝馬のハギノセゾンは、おそらくあと1、2走してから繁殖入りの準備に入るんじゃないかな?ここも後方からソロっと乗って、掲示板あたりという着順になりそう。


◆京都8R・4歳上500万下

前走2着に好走したマナローラは、やはり時計の掛かる馬場だと力を出せる。今の京都の馬場がマッチするようなら、今回もチャンスがありそう。


◆中山10R・初春ステークス

このレースに出走するトシザキミは、ハギノセゾンと同じく8歳牝馬。距離や斤量などもろもろ条件は揃っているが、年齢からもさすがに一変までは期待できそうもない。