寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 平成最後の有馬記念に華を添えたオジュウチョウサン陣営の功績は大きい

どうも、寺井千万基です!

いよいよ日曜日は有馬記念。僕の周りにいる記者連中は、常日頃から"有馬記念と日本ダービーだけは何としても的中させたい!"っちゅうとるな(笑)。そのグランプリに有力馬を送り込むチャンスなんて滅多にないことやから、モズカッチャンの参戦は元厩舎スタッフの僕としても誇らしい。


◆中山11R・有馬記念

今年の有馬記念は障害王者オジュウチョウサンの参戦が話題を呼んでいるが、結果はともかくとして、陣営のチャレンジ精神は大いに評価されるべき。ただ貰いとまでは言わないが、素直に中山大障害に出ていれば手にできたであろう賞金の額は、けっして低いものではない。
平成最後の有馬記念に華を添え、盛り上げた陣営の功績は大きい。

また、今年は有り難いことに鮫島厩舎からモズカッチャンが参戦できることになった。主戦のミルコが乗れるという幸運もあり、この大舞台に有力馬の一角としてモズカッチャンが出走できることは、僕としても喜ばしいかぎりや。
ご存知のとおり、前走のエリザベス女王杯では前哨戦を使えないローテーションの狂いがあり、悔いが残る結果となってしまったが、そのお陰もあって、ひと叩きした今回は絶好調といえる状態で送り出すことができそう。経済コースを走れる絶好枠を引くことが出来たし、実績がある中山コースにも不安がない。上手に2500mの距離をこなすことができれば、この大舞台でも恥ずかしくない競馬をしてくれるんじゃないかな。期待をもってレースを見守りたい。

モズカッチャンの最大のライバルになりそうなのが、秋の盾を制したレイデオロと、ジャパンカップ最先着馬のキセキ。
レイデオロは、天皇賞の後に無理をせずジャパンカップをスキップ。ここ1本に照準を定め、有馬記念のテーマである"余力"を十分に残しとる。能力、コース適性、、ローテーション、どれをとっても今回は死角らしい死角が見当たらない。ややテンションが上がりやすいことがウイークポイントといえるが、出たなりのポジションで前に壁をつくることさえできれば、それほど心配する必要はなさそうや。追い切りの後に、跨ったルメールから自信のありそうなコメントが出たという話も、僕の耳まで聞こえてきているよ。

いっぽうのキセキは、前走がレコード決着の2着だったうえ、今回がこの秋4度目の輸送競馬。府中の2400mをレコードで駆け抜けた能力は高く評価できるが、体調面での不安は拭えない。そのことについて陣営に聞いてみたところ"疲れ知らずでデキ落ちの心配はないよ。今回はアーモンドアイ級の馬がいないからチャンスなんじゃないかな"っちゅう返事が返ってきた。当日のパドック気配は要チェックだが、陣営のコメントを信用するならば、レイデオロと同等の評価が必要や。

レイデオロを管理する藤沢和厩舎は、ここのところ少し流れが悪い気がする。だから、展開面を考えても、僕はレイデオロよりもキセキの方によりチャンスがあるんじゃないか?と思っとるよ。

この2頭の他では、パフォーマプロミス、ブラストワンピース、シュヴァルグラン、あたりも手強そうや。

注目のオジュウチョウサンは、見せ場をつくるべく2番手からの競馬を選びそうだが、勝負どころでペースが上がったところで付いていけるかがポイントになりそう。


◆阪神12R・ギャラクシーS

ユラノトの前走は、鼻出血後という点を考慮されて坂路のみという調整過程だったが、重賞のメンバー相手に4着と好走。今回は、中間にコース追いを取り入れてシッカリと負荷を掛けられており、前走から大幅な変わり身が期待できそうや。厩舎サイドも"前走とはデキが違うよ"っちゅうてたで。

相手には、ナムラミラクル、アキトクレッセント、ドンフォルティス、ハヤブサマカオー、ワンダーサジェスの5頭を挙げておくよ。


◆阪神11R・サンタクロースS

"ここ2走の内容をみると少し距離が長かったのかも。今回は距離を詰めて、さらにブリンカーも試してみるから改めて期待したい"っちゅうてたのがサトノケンシロウ陣営。追い切りでブリンカーを装着したところ効果があったっちゅう話しやから、前走以上の走りをみせてくれそうや。


◆阪神10R・クリスマスキャロル賞

このレースに出走する鮫島厩舎のアバルラータは、順調に調整を積んで前走以上のデキで臨めそう。馬場が重たくなってもこなせるタイプやから、他馬が苦にするようならチャンスは広がる。ここは人気のエアアルマスとの一騎打ちになるんじゃないかな?

離れた3着候補は、オールザゴー、ブルベアトリュフ、フライングレディ、アルジャーノンの4頭。


◆阪神9R・千両賞

後方から楽々と先行勢を差し切ったデビュー戦の内容から、相当な能力を秘めていそうなのがルプリュフォール。
ひと叩きされたことで型どおり素軽さが増しており、厩舎スタッフも"前走は完勝といえる内容だったけど、ペースが遅くて行きたがっていたから、クラスが上がった方がレースはしやすそう。デビュー前からケイコで動いていだけど、前走後にさらに動きが良くなった。ここは通過点にして来年へ備えたい"っちゅうて、確勝ムードやったで。
ただ、まだキャリアの浅い2歳馬同士の一戦だけに、ルプリュフォールで断然っちゅうムードではない。アーデンフォレスト、ウルクラフト、マイネルウィルトス、カヌメラビーチ、までが勝負圏内。


最後に日曜日の鮫島厩舎やけど、これまでに取り上げた馬以外に1頭が出走を予定しとる。

◆中山10R・フェアウェルS

このレースに出走するクライシスは、距離短縮と、手の合う北村宏を鞍上に迎えて前進必至。下馬評では外国人ジョッキーが人気を集めそうな雰囲気だが、まったくヒケはとらない。