寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 陣営が2歳GIを勝つためのノウハウを心得ている点も心強い

どうも、寺井千万基です!

確勝を期して臨んだ鮫島厩舎のグランセノーテ(阪神12R)は、残念ながら最後に差されてしまいクビ差惜敗。勝ち馬に目標にされる展開になってしまったとはいえ、このメンバーならばキッチリと勝っておきたかった。
いっぽう、骨っぽい相手にどれだけやれるか?と注目したタガノディアマンテ(阪神9エリカ賞)の方は、好位追走から渋太く脚を伸ばして3着に好走。今後の見通しが明るくなる好内容で、血統的にもこれからの馬だけに、来年の活躍がますます楽しみになったよ。


◆阪神11R・阪神ジュベナイルフィリーズ

2歳牝馬によるナンバー1決定戦だが、今年は牡馬相手にサウジアラビアRCを制したグランアレグリアが、次週の朝日杯フューチュリティステークスへの参戦を表明。グランアレグリアの結果次第では、ここを勝っても最優秀2歳牝馬に選出されないっちゅう可能性が出てきた。

人気の中心になるのは、グランアレグリア以外には負けていない3戦2勝のダノンファンタジーと、アイビーSで32秒台の上がりをマークした切れモノ・クロノジェネシス。そして、ソウルスターリングに続く姉妹制覇に挑むシェーングランツの3頭。

直接対戦の経験もないだけに比較が難しいが、僕の注目馬は中内田厩舎のダノンファンタジー。
この馬のセールスポイントは、好位でスムーズに流れに乗り、最後にひと脚が使えるレースセンスのよさ。どんなペース・展開になっても対応できそうなタイプにみえるから、GIのメンバーが相手でも崩れることはないんじゃないかな?
中間の動きをみてもトビのキレイな惚れ惚れするようなキャンターをしており、デキに関しても申し分なさそう。僕が栗東で見た中では、アタマひとつ抜けとるように感じたよ。管理する中内田厩舎は、昨年の朝日杯FSを同じディープインパクト産駒のダノンプレミアムで制しており、2歳GIを勝つためのノウハウを心得ている点も心強いかぎりや。
"真面目で鞍上の指示にも従順な馬。だから1ハロンの距離延長は何ら問題ないよ。ここを目標に順調にこれたからデキに関しても太鼓判を押せる。グランアレグリアが不在ならチャンスなんじゃないかな"っちゅうて、厩舎サイドもGI制覇に手応えを感じていそうな口ぶりやったで。

次位の評価は、クロノジェネシス。
この馬は稍重の新馬戦を勝利したかと思えば、今度は一転して上がり勝負となった2戦目を32秒台の末脚を繰り出して連勝。月並みの表現をすれば"まだまだ奥がありそう"なタイプ。バゴ産駒という地味な血統からか、実績の割に人気がない感じもするが、兄姉には今年の紫苑Sを制したノームコアをはじめ活躍馬が多く、父のイメージ以上に母系はシッカリとしとる。血統をみるときに母系を重視するか、そうでないかで、評価の分かれる馬なのかもしれん。
鞍上の北村友(GIは未勝利)が落ち着いてレースを進められれば、ここで大物喰いをする可能性は十分にあると思うで。

これに対して、シェーングランツは"姉と違ってのんびりした気性。まだ緩さもあるから本格化はまだ先だと思う"っちゅう陣営サイドのジャッジ。あくまで現時点での完成度ではダノンファンタジーやクロノジェネシスに一歩及ばない印象や。

ただ、キャリアの浅い2歳馬同士のレースだけに、この3頭で堅くおさまりそうなイメージではない。
ビーチサンバ、レッドアネモス、グレイシア、あたりも展開次第では上位争いに加わってきそう。特に3頭出しの友道厩舎は、いい2歳馬が揃っている中から選りすぐりを出してきた訳やから、たとえ人気はなくとも要注意やで。


◆阪神12R・高砂特別

開口一番"もう何とかしないといけない"と話していたのがメイショウコゴミ陣営。
"前走は大外枠だったことを考えても少しだらしなかった。ただ、前走をひと叩きして状態は上向いているから、今度こその気持ちだよ"っちゅうて、確勝を期してたで。

相手は、サクレディーヴァ、ゲキリン、セパヌイール、メイショウラビエ、ヤマニンレジスタ、の5頭が有力。


◆阪神10R・堺ステークス

このレースはダート戦にしては珍しく頭数が揃わなかった。有力馬も限られるから、注目しとる順に名前だけ挙げておくよ。
ファッショニスタ、テルペリオン、ビッグスモーキー、タイセイパルサー、の順。


◆阪神9R・オリオンステークス

今週から短期免許で来日しとるアヴドゥラだが、土曜日は勝ち星に恵まれなかった。
日曜日の騎乗馬の中で一番チャンスがありそうなのが、7Rとこの9Rあたりじゃないかな?とにかく早く1勝を挙げたいはずやし、特にこのレースで騎乗するサトノケンシロウは、8月に一度コンビを組んだことがある馬。まったくの初騎乗馬よりは、よっぽど期待を寄せているはずや。
"2走前に接戦したエアウィンザーが先週の重賞を制したように、この馬も準オープンならば明らかに能力上位。少し詰めの甘いところがネックだけど、そのあたりをジョッキーが上手くカバーしてくれれば"っちゅうて、厩舎サイドは鞍上の手腕に期待しとる感じやったで。


◆中山11R・カペラステークス

前走でスタート直後にジョッキーが落馬し、その後遺症が気になるハットラブだが、厩舎スタッフは"しっかりと間隔を空けて立て直したから、落馬の影響は気にしなくても大丈夫。テンションが上がり過ぎないように直前はソフトな仕上げだったけど、好調はキープできている。重賞で相手は一気に強くなるけど、得意舞台の中山ならばチャンスがありそう"っちゅてたで。

充実著しい3歳馬のコパノキッキングは、前走で砂を被ると良くないという一面が露呈。内枠に入ってしまった点がどうかも、やはり55キロの斤量で出走できるのは魅力。3歳世代の勢いからも、確実に上位争いには加わってきそうや。

実績上位のキタサンミカヅキは、58キロの斤量さえ克服できれば。

そのほか、オールドベイリー、ネロ、オウケンビリーヴ、までが勝負圏内。


最後に日曜日の鮫島厩舎やけど、この日は2頭が出走を予定しとる。

◆阪神8R・3歳上1000万下

アバルラータの前走は、スタートで後手を踏み、まったくレースに参加していない。走っていないからデキ落ちの心配もなく、ここは仕切り直しとなる一戦。もともと大きく負けるタイプではないから、このクラスでも上位争いできると思うで。


◆中京11R 名古屋日刊スポーツ杯

6月にオープンから2クラス降級したプラチナヴォイスは、実績からもこのクラスはすぐに勝ち上がれるはず。発馬が安定しないことが足を引っ張っていたが、その不安が解消された今ならば、アッサリがあっていい。