寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 スタートが苦手な馬にとって挽回が容易な少頭数のレースは向くはず

どうも、寺井千万基です!

8月も2週目となり、3歳未勝利戦も残すところあと1ヶ月ほどになった。この時期、3歳の未勝利馬を数多く抱えている厩舎は、なんとか勝ち上がらせようと、入厩している馬のほとんどが3歳未勝利馬なんちゅうことも珍しくない。なかなか馬の入れ替えができないから、2歳馬のデビューが秋以降にズレ込み、そのぶんまた勝ち上がりが遅れて…と悪循環に陥りがちや。
やはり、毎年リーディング上位の成績を挙げているような厩舎は、入ってくる馬の質がいいこともあり、このサイクルがスムーズにいっとる。逆に、勝ち星が増えずに低迷しているような厩舎は、入ってくる馬の質の問題もあるが、調教師が上手くオーナーを説得できずに、見込みの薄い馬をいつまでも預かっているケースが多い。
調教師の仕事は、ただ預かった馬を鍛えるだけではない。良い馬を集めること、そしてオーナーを説得してスムーズに管理馬の入れ替えを行なうことも大事な仕事や。


◆小倉11R・阿蘇ステークス

土曜日に3鞍ある小倉の特別戦は、どれも頭数が揃わずに少頭数で行われる。有力馬も何頭かに絞られるレースが多いから、馬券的には少ない点数で的中させないと儲けを出すことは難しそうやで。

11レースは、前走オープンで好走した馬がコパノチャーリーしかおらず、人気を集めそう。
前走の名鉄杯は、前へ行った2頭が後続を大きく離してしまい、少し特殊な展開のレースだったとはいえ、やはり前有利の傾向は小倉コースも同じや。
"昨年このレースを勝っているように、夏場の小倉コースは得意。もともとこのレースを目標にしていたから体調は良いし、今回もスムーズに先手を取れれば連覇も可能だと思うよ"っちゅうて陣営も自信がありそうな口ぶりやったで。

いっぽう、前残り決着だった名鉄杯では人気を裏切ってしまったジュンヴァルカンは、スタートが苦手な馬で今回も後ろからの競馬になりそう。
ただ、出遅れたとしてもこの頭数ならば挽回は容易で、前走のような"後ろのまま"っちゅうことはなさそうや。
"1週前の動きが抜群だったように、やはりこの馬の能力はオープン級だよ。調教どおりならアッサリまであっていい"っちゅうて相変わらずこの馬に対する厩舎サイドの評価は高かったで。

この2頭が中心で、あとはメイプルブラザー、タムロミラクル、マインシャッツの3頭までが勝負圏内。


◆小倉10R・宮崎特別

このレースは、素質ある3歳馬が出世の足掛かりにしそうな雰囲気。

デビューから1度も連対を外していないドミナートゥスは、これまでに先着を許したのがいずれもオープン級だけという素質馬や。
陣営も"前走が強い勝ち方で、あの内容なら昇級戦でも通過点にできそう。スピードがあるから小回りコースにも対応できると思うよ"っちゅて、連勝を期待しとる様子やったで。

相手は、同じ3歳馬のヴェルテアシャフト、ロードアクシスの2頭が有力。


◆小倉8R・フェニックス賞

未勝利馬が3頭おり、実質的には4頭立て。さらに、1頭はダート戦での勝ち上がりやから、残った3頭の順番当てのようなレース。

新馬戦をひと叩きされて、一番上積みがありそうなのが大型馬のシングルアップ。
直前の追い切りでも、仕掛けられると鋭い反応で抜群の伸び脚をみせていたから、大幅な体調アップが期待できそうや。
ただ、コーナリングがあまり上手くないらしく、陣営は小回りコースを少し心配しとる感じやったけど、"この頭数だから力どおりに決着しそう"と連勝に前向きやったで。

残りの有力馬、リゲインとアーデントリーに関しては、前走で2頭の手綱を取り、選べる立場にあった和田が選んだリゲインを上位にみて大丈夫じゃないかな?
依頼の順番なのかもしれんけど、彼が特に義理を感じるようなオーナー・厩舎ではなさそうやから、2頭に力差を感じていれば先約を断ることも可能やったと思うで。


最後に土曜日の鮫島厩舎やけど、この日は3頭が出走を予定しとる。

◆札幌2R・2歳未勝利

前走がレコード決着の5着だったレークサイドは、ひと叩きされて馬がガラッと変わってきた。動きはもちろんのこと、今度は中身も違ってくるはず。このメンバーが相手なら、十分に勝ち負けが期待できそうやで。


◆小倉7R・3歳未勝利

デビューから2戦、あまりいいところがなかったナリノレッドスターは、新味を求めて今度は芝レースを試してみる。一度使ったぶんの上積みもあるから、この条件で変わり身を期待したい。


◆小倉12R・3歳上500万下

小倉コースが得意なタガノフレイアは、休み明けだが順調に調整されて、いきなりから走れる状態にある。あとはガサのない牝馬だけに、輸送さえ上手くクリアしてくれれば。初戦から好勝負になっていい。