寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 札幌、小倉開催は調教欄のチェックも重要

どうも、寺井千万基です!

今週からは開催が替わり、夏の小倉開催がはじまる。小倉開催といえば、函館と同じく滞在競馬っちゅうイメージを持っとる人がおるかもしれんけど、最近は少し事情が異なる。たしかに、ひと昔前は小倉への輸送は時間が掛かったから、現地に滞在して調整されることが多かった。だが、交通網が整備されて輸送時間が短くなってからは、調教施設が揃っている栗東でギリギリまで調整してから運ぶケースの方が目立つ。特に、ダートコースで調教ができないような脚元の弱い馬は、小倉に運んでから調整することは難しいんや。
いっぽう、函館には調教施設として脚元にやさしいウッドチップコースがあることが大きい。札幌のレースに出走する馬の中には、わざわざ函館のウッドで調整してから、札幌へ輸送する馬がおるくらいや。
新聞の調教欄からも、こうした調整過程を知ることができる。なぜこの馬はトレセンではなく早めに現地入りして調整されているのか?また、こっちはなぜ追い切ってから現地に運んでいるのか?こうした違いを理解して予想と結びつけられるようになれば、皆さんの予想も自然とレベルアップするんじゃないかな。


◆小倉8R・小倉サマージャンプ(J・GIII)

ハードル界で絶対王者として君臨しているオジュウチョウサンが、平地の500万下を快勝したことで、どうやら"有馬記念参戦"を本気で視野に入れとるらしい。もちろん、中山大障害は有馬記念の前日に行われるから、今年の大障害はオジュウチョウサン不在で行われる可能性が出てきた。新たな新星の誕生か?それてもナンバー2のアップトゥデイトが、繰り上がりでトップに返り咲くのか?今後のハードル界を占う意味でも、このレースから目が離せない。

僕の注目馬は、現役ナンバー2のアップトゥデイト。
このメンバーならば実績的に断然の存在やから、62キロでも恥ずかしい競馬はできない。スタートしてすぐにコーナーを迎えるこのコースは、スタートがそれほど速くないこの馬にとってあまり向いているとは思えんけど、焦らずに途中からハナを奪うようなイメージで乗れば大丈夫。昨年の小倉SJで2着に敗れたといっても、着差は僅かにハナだけやから、問題なくこなせると思うで。
追い切りの動きは、先週もよかったけど、今週も前半からハイペースで飛ばして、最後まで脚色はしっかりとしていた。もちろん、ここがメイチっちゅう感じではないけど、デキに関しては不安がなさそうや。陣営も"スタートから先手が取れなくても自分のペースで競馬ができれば崩れない。ここはシッカリと結果を出して秋に備えたい"っちゅうて力が入っとったで。
主戦の林ジョッキーの引退で、今回から白浜君が手綱を取るけど、過去に騎乗した経験があるし、追い切りでも息のあった走りをしているようにみえた。白浜君も数々の重賞タイトルを手にして、ベテランの域に入る腕達者やから、まったく心配いらんと思うで。 ここは順当に、力の違いを見せつけてくれるんじゃないかな。
余談やけど、白浜君はたしか長崎出身やから、地元の重賞だけに力が入っていると思うで(笑)。

なお、アップトゥデイトがハイペースで飛ばす展開になれば、これについていった先行勢は最後に脚が上がる恐れがある。2着候補には人気薄の差し馬まで押えておくことをオススメしておくよ。


◆小倉11R・薩摩ステークス

初ダートだった前走で、目の醒めるような差し脚をみせたウェスタールンドは、相当なダート適性の持ち主。ただ、今回は函館から栗東を経由しての小倉輸送っちゅう点は、さすがに気になる。当日の馬体重とパドックは要チェックや。

その他では、タガノディグオ、イーストオブザサン、ショートストーリー、ビスカリアにも注目。

特にショートストーリーは、若手騎手の影響でいつも実力ほどの人気がないから、馬券的には狙って面白い1頭。厩舎のスタッフも"いつもの休み明けよりも仕上がりがいいから、今回も人気以上にがんばってくれると思うよ"っちゅうてたで。


◆小倉10R・由布院特別

2歳時に相当な期待をされていたミスエルテは、牝馬にありがちなメンタル面のスランプに陥っている印象や。
ただ、陣営もいろいろと工夫をして、今回はギリギリまで外厩で仕上げて、直前はサラッと脚を伸ばす調整で臨んできた。上手くガス抜きさえ出来ていれば、能力的にはアッサリがあっていい。当日のテンションがカギを握るから、この馬もパドック気配は要チェックやで。

相手には、エイシンデネブ、スパイチャクラ、ミトノレインボー、イサチルホープの4頭を挙げておくよ。


◆小倉9R・国東特別

ここはメンバー的にも、人気4頭の争いになりそう。
僕が注目している順に並べると、ナムラマル、ミスディレクション、ティーブラッサム、シルヴァンシャーの順番。

1番手にしたナムラマルは、転厩にともなう長期休養明けをひと叩きされて動きが一変しとるから、かなりの上積みが期待できそう。体調面に関しては、前走以上なことは間違いない。


最後に土曜日の鮫島厩舎やけど、この日は1頭が出走を予定しとる。

◆小倉2R・3歳未勝利

中1週だった前走で結果が出なかったウインインペリアルは、今度は少しレース間隔をあけての出走。直前の動きはマズマズだったから、変わり身に期待したいところや。あと砂を被るとアタマを上げるところがあるから、今回は馬具も工夫してみるっちゅう話。(パシュファイアーを着用)