寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 混戦の時ほど強い相手に揉まれてきた経験が物を言う

どうも、寺井千万基です!

土曜の開成山特別(500万下 芝2600m)では、障害のチャンピオンホース・オジュウチョウサンが約4年半ぶりに平地のレースに出走して見事に優勝した。最初に平地挑戦の話を聞いたときには、ちょっと厳しいかもしれんと思ったけど、いい意味で期待を裏切られたよ(笑)。
ただ、昔から障害の調教やレースをしているうちに弱かった背腰が鍛えられたり、長い距離を継続して走ることで息持ちが良くなるというのはよくある話。おそらくオジュウチョウサンもそれが結果的に平地での走りを変えることになり、勝ち上がれなかった2歳時とは別馬になっていたっちゅうことや。
平地で初勝利を挙げたことで平地重賞への出走も可能となり、今後のレース選択の幅はグっと広がった。今後はどういう路線を歩ませるのか?僕も陣営の選択を楽しみにしたい。


◆中京11R・プロキオンS

今年は大負けが続いとるような馬は見当たらず、完全に勝負圏外っちゅう馬は1頭もおらん。調子のいい馬が集まり、かなり白熱したレースが期待できそうや。

鮫島厩舎から出走するブライトラインも今年で9歳になったとは言え、昨年のプロキオンSで3着に好走したように、僕と同じでまだまだ元気やで(笑)。今回は長期休養明けのぶん割引が必要やけど、16年、17年と2年連続して掲示板に載った相性のいいレースだから、今年もがんばってくれるんやないかな。このレースの前にひと叩きできていればもっと強くオススメできただけに、その点だけは残念や。

このレースで僕が1番手に推したいのは、今年のフェブラリーSの3着馬インカンテーション。
この馬も8歳で若くはないけど、今年に入ってからの2戦を見る限りは、陰りが出るどころかますます盛んになっとる。今回は初めて経験する7ハロンの距離が嫌われとるみたいやけど、父がシニスターミニスターという血統ならば、むしろ距離短縮は歓迎なんとちゃうかな?"8ハロンのGIでもスムーズに先行できる脚があるから、この距離でも置かれることはないと思うよ"っちゅうて厩舎のスタッフも距離に関しては全く心配しとらんかったで。
"混戦の時ほど強い相手に揉まれてきた経験が物を言う"っちゅうのはよく言われることやから、今回はこの経験豊富な8歳馬を1番手に評価したよ。

相手には、前に行ける脚があるドリームキラリ、ウインムート、マテラスカイ、ドライヴナイトの4頭に注目。
稍重程度に脚抜きのよさが残れば、やはり前に行った馬はそう簡単には止まらんと思うで。

逆に前が速くなり過ぎて、ジックリと後方で脚を溜めた馬に展開が向けば、今年もキングズガードがまとめて差し切りそうや。
昨年は上手く馬群を捌いて内から抜けて来れたから、この馬に関しては今年も展開が大きく結果を左右しそうや。


◆福島11R・七夕賞

定番の荒れるハンデ戦やけど、今年は4歳馬サーブルオールの充実度が少し抜けているんじゃないかな?
連勝の勢いに乗って挑戦した前走のエプソムカップは4着に惜敗したけど、今回はその時よりもメンバーがだいぶ軽くなる。
陣営も"3歳の頃から能力は重賞級だと思っていた。馬の調子とメンバーをみて、ここへの参戦を決めたんだ。引き続きいい状態をキープしているから、ここは力が入るよ"という話をしとったみたいやから、僕も今回は重賞初制覇のチャンスやと思うで。
気掛かりは帰厩して10日での競馬になることと、主戦のルメールが函館から乗りに来なかったことやけど、替わって手綱を取るのが福島得意な戸崎ならば、乗り替わり自体には文句がない。

2番手には、51キロのハンデが魅力のレイホーロマンス。
この馬は420キロしかない小柄な牝馬やから、斤量が軽いことはこの上ない好材料。51キロで乗れるトップジョッキーもなかなかおらんから、内田博を押えられたことも大きいで。このハンデでスンナリと先行したら、内田の腕っぷしの強さと相まってそう簡単には止まらないはずや。

この1、2番手は動かし難いものがあるけど、3番手以降は混戦。
いちおう、注目しとる順にマイネルフロスト、マイネルサージュ、ワンブレスアウェイ、キンショーユキヒメの4頭を挙げておくよ。


◆中京10R・有松特別

このレースは、春に重賞で勝ち負けしていた3歳馬インディチャンプが順当に勝ち上がりそう。
前走の勝ち馬は、土曜の中京11Rで連勝を決めたエイシンティンクル。その比較から、インディチャンプも準オープンで勝ち負けできるくらいの力は持っていそうや。陣営に話を聞いたら、ココを勝って秋まで休ませるのが青写真みたいやで。

相手には、降級4歳馬のキラービューティ、エメラルスター、クリアザトラック。ただ、この3頭はハンデ戦でそれなりに重い斤量を背負わされるのがマイナス。
逆に、ユタカチャン(武豊騎手)が51キロで騎乗する3歳馬サウンドキアラは、軽ハンデが魅力でぜひ押えておいて欲しい1頭。


◆中京9R・清洲特別

このレースに出走する鮫島厩舎のゼーリムニルは、気分転換も兼ねて中間は障害練習を取り入れている。その甲斐あって、体の使い方が良くなってきたから、休養前よりはいい結果が期待できそうや。ただ、今回は障害練習でケイコをつけていた高田がそのまま騎乗するみたいやから、さすがに勝ち負けっちゅう雰囲気ではない。

実績的には1000万下で2着が3度もあるデスティニーソングが最有力やけど、いろいろと話を聞いて回ったところ、今回はキャッチミーアップが面白そうだと感じたからオススメしておくよ。
この馬は荻野クンと手が合うらしくここ2戦は安定した成績を残しており、厩舎のスタッフも"接戦だった前走の2着馬が次走ですぐに勝ち上がったように、この馬も500万クラスは卒業できるはず"っちゅうて随分と力が入っとったで。


最後に日曜日の鮫島厩舎やけど、この日はブライトラインとゼーリムニル以外に、1頭が出走を予定しとる。

◆中京12R・3歳上500万下

このレースに出走するグランセノーテは、今回が叩き2戦目。ひと叩きでガラッと良くなる馬やから、前走から大幅な変わり身が期待できる。3走前と同じようなレースが出来れば、チャンスがあるじゃないかな。