寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 夏競馬でパドックをチェックしないのは論外や

どうも、寺井千万基です!

今週からは夏競馬がスタート。涼しい北海道開催は別として、大抵は暑さとの戦いになる。
この時期は暑さにやられてレース前に体力を消耗してしまう馬がおるから、パドックは必ずチェックしたほうがいい。特にゼッケンの下や股の下の汗が擦れて白くなっているような馬がいたら要注意や。特に夏場のレースをはじめて経験するような3歳馬は、たとえ新聞の印では人気になっていたとしても、パドックを見るまでは信用できん。見れば一目瞭然だけに、これをチェックせずに馬券を買うのは論外やで(笑)。


◆福島11R・ラジオNIKKEI賞

JRAでも唯一となる3歳限定のハンデ重賞。まだキャリアが浅く、未対戦の馬同士が多いだけに横の比較が難しい。さらに、1キロ=約1馬身といわれるハンデの違いも、もちろん重要となってくる。

今年のメンバーで一番多いのが、実績が500万勝ちという馬。今回は53キロがベースで、連勝などが加味されるとこれに1キロがプラスされとるみたいや。そして、55キロは1頭もおらず、オープン1着の実績がある2頭が56キロという評価。(牝馬は2キロ減)
ただ、同じ実績といっても、すでに成長が頭打ちになった馬と、まだまだ伸びシロがある馬では、現状の能力に差があるはず。そう考えると、まだキャリアが浅く、かつ底をみせていないキューグレーダー、フィエールマン、イェッツト、グレンガリー、この4頭が僕の目にはいっそう魅力的に映る。

この4頭は残念ながら?全部美浦の馬で、僕の耳にはあまり話が入ってこないんやけど、僕の周りで一番評判になっとるのは2戦2勝馬のフィエールマンや。
この馬は3歳にもっとも成長するタイプが多いディープインパクト産駒で、デビューが今年の1月と遅かった。まだまだ成長の余地を残しており、僕の中では、ちょうど同じ2戦2勝で去年のラジオNIKKEI賞を制したセダブリランテスをひと回りスケールアップさせたような馬っちゅうイメージや。
"一度使うと疲れが取れるのに時間がかかるから間隔をとりながら大事に使ってる"っちゅうことらしいから、前走後すぐにここを目標に定めたことは想像に難くない。青写真どおりのローテーションという点にも、好感が持てる。追い切りでも伸びのある迫力満点のフットワークをみせていたから、ここへ向けての態勢は万全やと思うで。似たようなコース形態の中山で500万下を楽勝している点も評価できる。管理する手塚厩舎がわざわざアンチャン(=若手騎手)を乗せて2頭出ししてきたから、ひょっとしたらこの馬を勝たせる為にペースメイクまで考えているのかもしれん。

名前を挙げた4頭以外では、松山がわざわざ福島まで乗りに行くメイショウテッコンも怖い1頭。
当然、色気を持っとるから乗りに行くと考えるべき。


◆中京11R・CBC賞

僕の注目馬は、"ダイメイ姉弟"のうち、こちらの方が具合がいいという厩舎の評価だったダイメイプリンセス。
もともとはアイビスSDを目標にしていたらしいが、あまりに具合がいいからココを使おうということになったらしい。関係者も"トモの張りがよくなり、馬が本格化してきた"っちゅうて、この馬の成長に目を細めとったで。
いっぽうの弟ダイメイフジの方は、あまり夏場が得意ではないらしく、姉のデキには及ばないとのこと。6ハロンも短いっちゅうジャッジやったで。

この姉弟以外では、3歳馬のアサクサゲンキ陣営も"やっぱり1200mの馬だよ。もちろん53キロの斤量も魅力"っちゅうて、ずいぶんと期待しとる口ぶりやったで。

他では、ペイシャフェリシタ、アレスバローズ、ナガラフラワーあたりまでが勝負圏内。

なお、鮫島厩舎から出走するグレイトチャーターとトシザキミは、さすがに重賞のメンバーの中に入ると見劣りする。軽量をいかしても、おそらく入着が精一杯かな。


◆中京10R・香嵐渓特別

ここは実力のある降級4歳馬が何頭もおり、1000万下にしてはずいぶんと豪華なメンバーが揃った。

当然、上のクラスでも勝ち負けしていたエニグマ、ビックリシタナモー、テイエムグッドマンの3頭には高い評価が必要。
順当ならば、この3頭が中心になるはずや。

僕の1番手は、非凡な決め手を持つビックリシタナモー。
前が有利な脚抜きのいいダートで、後方から差し切るのは至難の業。差のない2着に来ただけでも、十分に高い評価が可能や。
陣営は"直線の長い府中も良かったけど、2勝を挙げている中京が一番相性がいい"っちゅうてコース替わりを歓迎しとったで。

1000万下好走組からは、ガノカトレア、ペイシャエヴァー、ミッキーグッドネス、の3頭を注目馬として挙げておくよ。


◆中京9R・木曽川特別

ここは10Rとは打って変わり、降級馬グラットシエルと、"勝って同条件"となるパリンジェネシスの一騎打ちムード。
これに3歳の素質馬ダノンマジェスティがどこまで迫れるか?みどころは、この1点に集約されそうや。

離れた連下候補は、ヒシマサル、ララエクラテールの2頭。


最後に日曜日の鮫島厩舎やけど、この日はCBC賞に出走する2頭以外に、3頭が出走を予定しとる。

◆中京3R・3歳未勝利

デビュー3戦目を迎えるデイジーブリランテは、芝レースではあまりみどころがなかったので、矛先をダートに変えてみる。ケイコの動きも少しずつ良くなってはいるから、まずは目処の立つ走りを見せてほしい。


◆函館4R・3歳未勝利

デビュー戦で3着に好走したハギノアテナは、少なくとも未勝利は卒業できる馬。今回は休み明けだから割り引きが必要やけど、もっと体がパンとしてくれば、すぐにでも勝ち上がれるはずや。


◆中京6R・2歳新馬

鮫島厩舎が管理する2歳馬の初陣を飾るのは、アドマイヤムーン産駒のマーニ。5月に時計を出し始めてから、これまでジックリと乗り込んできた。もう少し時計を詰めて欲しいところやけど、量は十分にこなしてきたから息は持つはず。
これからはじまる長い競走生活の第一歩。まずは無事にデビューを迎えて欲しい。