寺井千万基の予想

【VIP】元調教助手・寺井千万基 皐月賞は混戦ムードだけど軸馬としての信頼度はこの人馬が1番

どうも、寺井千万基です!

先週はデクレアラーが未勝利を勝ち上がり、鮫島厩舎も今季6勝目を挙げたけど、入れ替わるようにソルヴェイグ(デクレアラーの全姉)の引退が決まった。昨秋のオパールS以降、心身の歯車が噛み合わず結果が出ていなかっただけに、この判断も仕方のないところ。惜しむらくは、賞金不足で昨年のスプリンターズSと、今年の高松宮記念に出走が叶わなかったことや。
おそらく、このタイミングで引退を決めたということは、余力を残した状態での繁殖入りを優先させた結果やと思う。ただ、競走馬を引退したとはいえ、ソルヴェイグには第2の大事な仕事が待っている。いまは感謝の気持ちを込めて『お疲れさまでした。ありがとう』と声をかけたい。そして、丈夫な良い仔をたくさん産んで、願わくばまた鮫島厩舎に子供を預からせて欲しい。


◆中山11R・皐月賞

先週の桜花賞は、新種牡馬ロードカナロア産駒のアーモンドアイが驚きの強さをみせつけて優勝。皐月賞も魅力ある新種牡馬の産駒が何頭か出走を予定しとるね。
僕の注目馬は、アーモンドアイと同じロードカナロア産駒のステルヴィオ。
桜花賞は昨年の阪神JFの1、2着馬が好走したけど、別路線から1頭だけ阪神JF上位組よりも強い馬がいたという結末。僕は、おそらく牡馬の朝日杯FSも、同じようにレベルが高かったんじゃないかと思っとる。その証拠に、優勝馬のダノンプレミアムが弥生賞で、これまで対戦のなかったワグネリアン他、別路線組を一蹴。3着のタワーオブロンドンも、土曜日のアーリントンCで新興勢力をまとめて退けたから、やはり朝日杯FSの上位組はレベルが高いと考えて間違いなさそう。
桜花賞と同じパターン(未対戦の別路線組に1頭だけ強い馬がいる)っちゅうことは考えられるけど、おそらくステルヴィオも連対は外さないんちゃうかな。ロードカナロア産駒だけに2000mの距離を心配する声もあるけど"いいポジションで競馬ができるから距離延長は歓迎。むしろ1800mより2000mの方がいい"っちゅうて少なくとも厩舎のスタッフは距離を心配しとらんかったで。
あと勝負事にはツキや流れも当然大事で、重賞連勝中のルメールに良い流れが来ていることは間違いない。今年の皐月賞は混戦ムードだけど、やはり軸馬としての信頼度はこの人馬が1番っちゅう印象や。

相手候補は、キャリアが浅いけど伸びシロ十分なキタノコマンドール、コースや相手を問わずに崩れのないジャンダルム、中山コース向きではないが能力上位のワグネリアン。この3頭が相手本線。

あと馬券圏内のうち1頭くらいは紛れそうな感じがするから、実績の割にあまり人気のないタイムフライヤー、オウケンムーン、ジェネラーレウーノあたりも押えておいたほうがエエと思うで。


◆阪神11R・アンタレスステークス

今年は長期休養明けのグレイトパールの取捨が頭を悩ませるレース。
ただ、僕の経験からすると、いくらケイコで仕上げたとはいえ、ぶっつけで勝てるほど重賞レースは甘くない。まして、グレイトパールはダート無敗馬で底を見せていないとはいえ、実績的にはまだGIII 1勝馬に過ぎず、けっして格上の存在ではない。
あと、馬券を買う側のファンには失礼かもしれないけど、馬を管理する側には"まずここをひと叩きして、次からが本番"っちゅう考えがアタマにあったとしても不思議ではない。大目標をJpnIに置けるようなレベルの馬なら、なおさらキケンを犯してまで目先のGIIIを獲りには行かないんとちゃうかな。

僕としては、ここであえてグレイトパールを1番手にする必要性を感じないから、前走で復活の兆しがみえたロンドンタウンを1番手に推しておくよ。
この馬は昨年のアンタレスSの2着馬で、脚抜きの良いダートも得意。"前走は輸送でもっと体重が減ると思ったけど案外だったね。暖かくなるにつれて絞れると思うから、今回は前走よりも動けるんじゃないかな"っちゅうて、陣営はさらなる前進を期待しとったで。

他では、連勝中の勢いがあるナムラアラシも面白そう。前走の2着馬は、次走で交流重賞を制したサンライズソア。ナムラアラシも重賞に手が届いても不思議ない能力の持ち主。

今年のアンタレスSは、この3頭が有力やと思う。

他のメンバーはちょっと見劣る印象やけど、トップディーヴォ、ミツバ、クインズサターンあたりも、展開が紛れれば出番があるかもしれない。


◆阪神10R・難波ステークス

このレースは、2月に解散した美浦の小島太厩舎から、鮫島厩舎に転厩してきたカリビアンゴールドが出走を予定しとる。
いまは新しい環境にも慣れ、転厩後の調整はいたって順調。直前の追い切りではOP馬のジュルジュサンクを相手に馬ナリで先着しとったから、かなり体調は良さそうや。昨年の紫苑Sでは、後の秋華賞馬ディアドラを相手に小差の2着に好走。その実績からも、準オープンクラスはすぐに卒業できると思うで。

手ごわそうなのは、エンヴァール、ナイトオブナイツ、ナリタエイトくらいかな?
あとは、3走前にダンビュライトの2着っちゅう実績があるクリノヤマトノオー。この馬も、その時くらい走れば上位に来そうや。


◆阪神9R・千種川特別

このレースは、前走でそれなりの人気をしょって2着にきているブラッククローバーとグランドロワ。この2頭が強そう。
他では、休み明けを叩かれて上昇ムードのスペードクイーンとアグネスユーリヤ。昇級戦でも勢いのあるユアスイスイとブライティアレディ。この4頭までが勝負圏内。



最後に日曜の鮫島厩舎やけど、この日はカリビアンゴールド以外にも4頭が出走を予定しとる。

◆福島3R・3歳未勝利

今回がデビュー戦となるラベルベートは、ハードスパン産駒でとりあえずダートから始動させてみるけど、兄姉に目立つ実績がなく適性に関しては未知数。ジックリと乗り込んで水準の時計は出ているけど、まだまだよくなりそうな雰囲気があるから、まずはこの条件でどんなレースを見せてくれるか。


◆阪神5R・3歳500万下

このレースに出走するマコトハインケルは、今回が地方出戻り3戦目。レアな種牡馬マコトスパルビエロ産駒で、この馬も適性をつかみかねているところやけど、中央だとスピード負けしそうだから、ダートでもこれくらい距離があった方がよさそう。減量騎手起用で、メドの立つ走りを見せてくれれば。


◆福島11R・福島民報杯

前走で初ダートに挑戦したジョルジュサンクは、ダート適性云々ではなく、スタートに失敗して終始レースの流れに乗れないままだった。ダートはいずれまた試す機会があればっちゅうことで、今回は芝レースに戻してみる。とにかくスタートさえ決めてスムーズに先行できれば、もっとやれるはず。今回はスタートの上手い川須を乗せてみるから、狙いどおりの競馬が出来れば一変があっていい。
福島記念で放馬してから馬のリズムが悪くなった感じがするから、福島からはじまった悪い流れは、同じ福島の地で断ち切っておきたい。


◆福島12R・奥の細道特別

昇級戦だった前走で6着とまずまずの結果だったマコトガラハッドは、2戦目でクラス慣れが見込める。前走よりも相手が軽くなった感じがするから、上手く先行してバテない強みを生かせれば前進がありそう。