田原基成の予想

【VIP】競馬評論家・田原基成 新潟日報賞/札幌8R 3歳以上500万下予想

【新潟11R 新潟日報賞】

内回りコースの新潟かつハンデ戦のフルゲート。このフレーズから連想されるのは「波乱」一択だ。

一口に波乱といっても、そのパターンはさまざま。人気馬が好走しつつ人気薄の馬がアタマに入るパターンに人気馬すべてが馬券圏外に敗れるパターン……予想の前提として理解しておかなければならないのは「今回はどの荒れ方なのか」。ここがブレてしまうと軸のない予想に終始してしまう。

メンバーを見渡すと、ディバインコードとヴゼットジョリーが人気の中心だろう。いずれも重賞での好走歴がある馬だ。

本来であれば準オープンにいるはずのない2頭。実績を重視すればまず評価は下がらないと思われるが、ここでは「なぜ準オープンにいるのか?」という視点で捉えたい。

まずディバインコード。

2-5着が11回という戦績が示すとおり詰めの甘さが目立つ同馬。クラスが下がっても相変わらずで、2走前の勝利は渋った馬場での辛勝だった。

準オープンで迎えた前走は上がりの速い競馬に対応できず5着。渋った時計のかかる馬場でこそ勝利の味を噛みしめることができる馬なのだろう。洋芝→オール野芝の馬場替わりに加え、暑い新潟遠征で上積みを探すのは難しい。

ヴゼットジョリーはどうか。

夏の新潟芝は2戦2勝と負け知らず。降級戦となった前走はクリアザトラック、ダイアトニックらハイレベルな相手を下し約2年ぶりの美酒に酔った。得意条件がハッキリしているだけに、大きく評価を下げる理由もないだろう。

ただ、唯一気になるのはローテーション。休み明け好走→間隔を詰めて使われる臨戦過程はどうしても「2走ボケ」を思い浮かべてしまう。窮屈な競馬を強いられる最内枠を引いた点、実質トップハンデの斤量克服もマイナス材料。本命の印を打つには至らない。

話を冒頭に戻すが、新潟日報賞は内回りコースの新潟かつハンデ戦のフルゲート。これは「小回りあるある」と呼べるものだが、狭いコースの多頭数で馬群をスムーズに捌くことは簡単ではない。私の選択肢から「差し馬による波乱決着」は消えた。

ここはアドマイヤリアルから入る。

昇級初戦の前走は14着と惨敗。好メンバーが揃った今回、その人気はさらに落ちることだろう。

……が、着目すべきは前走と2走前にあった「大きな差」だ。

番手追走から押し切った2走前。当時は上がり3F33秒3の脚を使い後続の追い上げを完封した。完封を喫した馬のなかには、ヴゼットジョリーが制した月岡温泉特別3着馬エルビッシュの名前を見つけることができる。

準オープンへの切符を手にして臨んだ前走は速い上がりを計時しようがない道悪馬場。加えて600m通過33秒4の激流は先行勢を飲み込むには十分すぎるシチュエーションだろう。

この2戦が意味するもの。それは「アドマイヤリアルが馬場に大きく影響される馬」である事実だ。

1000万下をなかなか勝ち上がれなかった3.4走前はいずれも渋った馬場コンディション。良馬場で馬券圏外に敗れた2戦も当日ダートは稍重と、パンパンの良馬場とは程遠いもの。はたしてベストパフォーマンスの発揮が叶った条件と言えるだろうか?

パンパンの良馬場。
人気馬に存在する死角。
田辺裕信の逃げ。

重箱の隅をつつくのが人気馬だとしたら、穴馬は良いところだけを褒めてあげれば良いと思う。何しろ「穴馬」と呼ばれるぐらいだから死角の数は片手で足りないぐらいだ。だが、その死角を埋めるだけの魅力が穴馬にはある。これは競馬予想において絶対に忘れてはいけないことだ。

相手本線に抜擢するのはショウナンライズ。

新潟芝1400m【1-1-0-0】のコース適性もさることながら、現級で好勝負可能な条件に絞ったローテーションは見逃せない。揉まれ弱いタイプだけに大外枠はかえってプラスに働くだろう。

キョウワゼノビアはアドマイヤリアル同様に馬場替わりが魅力。

距離延長かつ渋った馬場の二重苦に見舞われた前走は参考外と言えるもの。パンパンの良馬場なら上がり33秒台はおろか32秒台をも使える切れ味の持ち主だ。52キロで継続騎乗する鞍上にも勝負気配を感じる。

さらにはキアロスクーロ。

数字だけで判断するわけではないが、鞍上の福永祐一は新潟芝1400mで複勝率44.4%。184%の単勝回収率は決して人気馬に騎乗して稼いだ複勝率ではないことを証明する。スローが想定される今回、前走のような脚を余す競馬は考えにくい。先行策なら巻き返せる。

【新潟11R 新潟日報賞予想の印】
◎4 アドマイヤリアル
〇18 ショウナンライズ
▲14 キョウワゼノビア
☆6 キアロスクーロ
注1 ヴゼットジョリー
△3 エスティタート
△16 ワキノヒビキ

【3連複/フォーメ】4-18,14,6,1-18,14,6,1,3,16(14点)

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【札幌8R 3歳以上500万下】

デザートストームの前走は上がりの速い競馬がマッチしなかった印象。もともと洋芝で勝ち上がった馬だけに、適性は上がりのかかる馬場に偏るのだろう。その洋芝替わりとなる今回は勝ち負け必至だ。

相手候補はひとひねりしたい。

本線に挙げるシゲルタイガーは函館開催で渋った馬場と出遅れに泣かされたクチ。本来のポテンシャルの一端すら見せることができなかった。スタート五分で良馬場なら巻き返し可能だ。

想定フタ桁人気のニシノヒナマツリも侮れない。

休み明けの成績【1-0-1-2】掲示板外は一度のみ。フレッシュな状態でこそ狙いたい馬で、前走は苦手な左回り、2走前は連闘と敗因は明確に理由付けられる。得意のローテーションで臨む今回は大穴候補としてケアしておく必要がある。

シゲルタイガーと同じく良馬場で評価を上げたいボスキャットグレイ、洋芝適性申し分なしのリノワールドも穴妙味は十分。

【札幌8R 3歳以上500万下予想の印】
◎8 デザートストーム
〇12 シゲルタイガー
▲5 ニシノヒナマツリ
☆13 ボスキャットグレイ
注15 リノワールド
△2 スリーランディア
△3 ノボベイビー

【3連複/フォーメ】8-12,5,13,15-12,5,13,15,2,3(14点)


【土曜競馬の太鼓判レース】
・札幌12R→少頭数でこそ狙いたいアノ馬。
・小倉12R→【軸不動】オール野芝の経験値に注目。
・新潟12R→夏の新潟での好走ローテで臨むアノ馬。

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