白井寿昭の見解・予想

【白井寿昭の金言】『ダノンチェイサーは父、母父のいいところを引き継いでいる』(きさらぎ賞)

きさらぎ賞は1998年にスペシャルウィークで制したレースだ。2月頭に行われることもあり、春を見据えてどれだけ余力のある態勢で臨めるかが重要になる。ここにギリギリの態勢で出走するようであれば今後を戦い抜くのは難しいかもしれない。

ダノンチェイサーはディープインパクトの産駒。長距離もこなすが、マイルから1800mがいいのではないか。この馬は1600m、1800mともに勝っており距離は問題ない。体の張りが素晴らしく、同時にトモの張りも十分。3歳にしてはキ甲も出かかっている。トモの形や厚みは母父ロックオブジブラルタルが強く出ている。クビ差しは父ディープインパクトに似ていて、両者のいいところを引き継いでいるのだろう。

アガラスはキ甲が出ているが、体全体が絞れ過ぎているように映る。この時季としては今イチかもしれない。冬場は体がどっしりとした方が今後に向けていいと思う。きさらぎ賞からはまだ先があるからだ。馬体は490キロくらいだが、それだけあるようには見えない。それでも四肢の下部分はしっかりとした形だ。関東の馬だけに輸送で少し絞れてしまうとマイナスかもしれない。

ヴァンドギャルドは父ディープインパクト、母父モチベーター、母母父モンジューの血統構成。前が非常に発達して胸囲がある。3歳馬としては実に立派だ。トモもしっかりとした筋肉がついている。馬体は母型の血が影響していそうだ。この馬はホープフルSを使ってさらに良くなりそうだ。

メイショウテンゲンは母母父にサドラーズウェルズが入っている。毛色は芦毛だが、曾祖母から続いているのだろう。馬体はキ甲が出ていて、斑点が浮かび上がり好調に映る。他のディープインパクト産駒と比べるとこちらはあまり大きくなくスラッとしている。より父に近い印象を受けた。

エングレーバーは2連勝中。馬体はコンパクトで非常にガッチリしているが、父オルフェーヴル、母父シンボリクリスエス、母母父トニービンの特徴といずれも異なる。配合の妙と言えるかもしれない。450キロの馬体だが、それ以上に大きく見せる。筋肉の張り、胸囲の素晴らしさが目立つ。血統からは距離が延びて良さそうだが、本馬はガッチリして正方形のシルエット。マイルくらいの距離が適性ではなかろうか。1800mに距離を縮めるのは問題ないだろう。

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