田原基成オリジナルコラム

【田原コラム】ダノンプレミアムほか、2019マイラーズC出走予定馬10頭分析

マイラーズCが行われる今週。頭数こそ10頭とやや寂しい印象を受けるが、GI馬ダノンプレミアムに3連勝中の上がり馬インディチャンプ、今回と同じ舞台の京都金杯を制したパクスアメリカーナとメンバーは多士済々。見ごたえのある一戦が期待される。

そこで今回のコラムでは、2019マイラーズCに出走予定の10頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える10頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・インディチャンプ
条件戦から重賞まで3連勝中。道悪に上がりの速い競馬と馬場不問の適応力には目を見張るものがあり、開幕週の馬場は歓迎のクチだろう。不安材料を挙げるとすれば、京都芝外回り1600m【1-2-1-24】と不振の目立つステイゴールド産駒に該当する点か。

・グァンチャーレ
京都芝外回り1600m【3-2-0-2】の舞台巧者。とはいえ好走は秋-冬シーズンに限定されており、春の高速馬場適性には疑問が残る。

・ケイアイノーテック
芝1400→ダート1400mと近走はローテーションに一貫性が窺えない印象。58キロの斤量も楽ではなく、ここは次走への叩き台のニュアンスを感じてしまう。

・コウエイタケル
オープンクラスでの好走は芝1400mに限定。GI馬が揃うここでは厳しいだろう。

・ストーミーシー
展開に左右される脚質だけに、この少頭数は誤算のひとつか。淀みなく流れる中山・東京開催での出番を待ちたい。

・ダノンプレミアム
ダービー以来の休み明けをものともしなかった前走。レース間隔を鑑みて大阪杯ではなくマイル路線へと舵を切った。朝日杯FSを制しているだけに距離は問題ないが、気がかりなのは馬場。野芝が生長し、時計が速くなる春競馬での良績はなく、私のなかでマイラーズC→安田記念を連勝するイメージはない。逃げてターゲットにされそうな今回か1400m以下の適性が求められる安田記念、どちらかでとりこぼすだろう。

・トーアライジン
500万下ですらフタ桁着順続きの近走。厳しい。

・パクスアメリカーナ
同馬が挙げた4勝の内訳は稍重と冬の馬場。時計の速い春競馬への対応力を示したとは言い難い。速い上がりが要求された夏の新潟新馬戦は4着……主戦騎手がスイッチする点も含め、マイナス材料は少なくない。

・メイショウオワラ
時計がかかる馬場で真価を発揮するタイプ。芝1600mでのベストタイムは1分34秒1と物足りず、1分32秒台がデフォルトのマイラーズCとはマッチしない。

・モズアスコット
昨年のこのレース2着実績に加え、持ち時計はメンバー中最速。58キロはGIを制した斤量とこれといった死角はないように思われる。唯一気に留めておくべきは、前走重賞掲示板外から重賞レースに臨んだフランケル産駒が【0-0-1-8】である点か。

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