田原基成オリジナルコラム

【無料】田原コラム シェーングランツほか、2018阪神ジュベナイルフィリーズ出走予定馬18頭分析

阪神ジュベナイルフィリーズが行われる今週。ウオッカやブエナビスタ、アパパネとなった幾多の名牝を輩出したレースに今年も楽しみな素質馬が揃った。

そこで今回のコラムでは、2018阪神ジュベナイルフィリーズに出走予定の18頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える18頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・ウインゼノビア
2勝はいずれも自身の上がり3F35秒台。新馬戦、前走のような切れ味勝負では分が悪く、例年速い上がりが計時されるこのレースの特性とはマッチしない。

・グレイシア
前走アルテミスSは前崩れの展開を先行し大敗。スピードの違いで圧勝の新馬戦内容から、将来はスプリント路線を歩んでいきそうだ。

ここは距離・コース形態を踏まえ控える競馬を想定しているが、2走前の切れ味は破格。大勢決したあたりで突っ込んでくるイメージは持っておきたい。

・クロノジェネシス
加速ラップを刻んだ新馬戦、上がり3F32秒5の脚を繰り出したアイビーS。バゴ×クロフネとは思えないスローの上がり勝負に長けた馬だ。

素質的には重賞を勝てるレベルにあるが、今回はフルゲートの阪神芝外回り1600m。淀みない流れが予想されるメンバーだけに不確定要素の多さは気がかりだ。3月中山のフラワーCなら自信をもって狙いたいところだが……。

・サヴォワールエメ
実績で劣る面は否めないが、前走のラスト3Fは12秒3-11秒4-11秒1。きれいな加速ラップを刻んでいる点は見逃せない。友道×藤岡康のコンビで思い出すのはピンチヒッターの大役をはたした神戸新聞杯。ヒモ穴に一考したい1頭だ。

・シェーングランツ
スローの展開に泣かされた新馬戦5着以降の2レースで切れ味をいかんなく発揮。重賞ウィナーの称号を引っ提げGIの舞台に臨む。

率直な感想でいえば前走は「ハマッた感」が強い。しかし、未勝利を勝ち上がった2走前で次位につけた上がり3Fの差は1秒4……その破壊力はケタ違いだ。スローは考えにくいメンバー構成だけに、スムーズに進出できる外めの枠なら信頼度はさらに上がるだろう。

・ジョディー
良馬場では2戦2勝と負け知らず。その馬場が見込める点は好材料も、2勝はいずれもマイルで1000m通過60秒超えのスローペース。GIで楽逃げはさせてくれないだろう。

・スタークォーツ
前走逃げ切り勝ちの1000m通過は芝1400mのレースで59秒7。こちらも厳しい印象は否めない。

・タニノミッション
2006年に阪神ジュベナイルフィリーズを制したウオッカを母に持つ馬。意図的にノーザンダンサー系の種牡馬に配合されている点が興味深い。

ただ、外回りコースに施行条件変更以後の阪神ジュベナイルフィリーズで同系種牡馬産駒はわずか1勝。オディールやロカ、ホウライアキコにデンコウアンジュと人気を裏切り敗れたケースも複数にわたる。ソウルスターリングの例があるとはいえ、ディープインパクト産駒が牛耳るこのコースでノーザンダンサー系種牡馬産駒の評価を上げるリスクは考えたいところだ。

・ダノンファンタジー
持ち時計、コース適性と明確な弱点がほとんどない馬。レースセンスが高く、いかにも仕上がり早のディープインパクト産駒といった印象を受ける。

ここでも低評価は禁物だが、気がかりなのが1600→1400→1600mと距離延長・短縮を繰り返すローテーション。オークスとの関連性が高いレースだけに、求められる距離適性は長くなる。この臨戦過程が最後のひと伸びを欠く結果にならなければ良いのだが……。

・トロシュナ
新馬戦で派手な勝ち方をみせた馬だが、ラスト2Fの推移は10秒9→12秒3。新潟芝外回りはこの落差をいかに抑えるかがポイントで、私が受けた印象では新潟でこそ成しえたパフォーマンス。過大評価は避けたい。

・ビーチサンバ
淀みない流れを終始外々で運び、早め抜け出し2着の前走は好内容。新馬戦を制した舞台に替わる点もプラス材料と言えるだろう。

気がかりがあるとすれば、クロフネ×サンデーサイレンスの血統が東京芝1600mに「向きすぎる」きらいがある点。新馬戦で負かした馬はその後1頭も勝ち上がっておらずレベルに疑問符が付くし、個人的にはクイーンCでこそ狙いたい馬に映る。

・プールヴィル
1400mでの連勝が示すように、現状マイルは長いだろう。小柄な馬体から平坦巧者の印象で、年明け京都芝1400mの紅梅Sで狙いたい。

・ベルスール
馬体を増やし、差す競馬で大崩れしなかった前走内容は立派。距離延長のここで勝ち負けは厳しい印象を受けるが、クイーンCなど緩い流れのマイルならこなせるはず。見直すならそのタイミングだ。

・メイショウケイメイ
2戦2勝、上がり3F最速と悪くないパフォーマンスだが芝1200mで1分10秒台を超える時計はいささか寂しい。

・メイショウショウブ
芝、ダート、馬場、脚質問わず馬券圏外のない安定感は魅力。この手のタイプはたとえ一度凡走したとしても3走内に巻き返す可能性が高く、狙いはそこだろう。1000m通過61秒5の超スローを先行し2着の前走内容を高く評価することはできない。

・ラブミーファイン
直線急坂コースもマイルも初体験。ダラッとしたペースで先行粘り込みを図るタイプだけに、厳しい印象は否めない。

・レッドアネモス
関西馬だが、2戦とも関東圏を使われた馬。このローテは同じ2歳の牡馬ミッキーブラックに通ずるものがあり、同馬は重賞京都2歳Sで勝ち馬から0秒9離された4着。出走馬のレベルが格段に上がる今回は力試しのレースとなりそうだ。

・ローゼンクリーガー
走るたびに自身の持ち時計を下回るという不思議な馬。現状の評価としては時計のかかる馬場巧者がもっとも正解に近いのだろう。1分33秒台-34秒台前半の決着を想定するここは適性外との判断だ。

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