田原基成オリジナルコラム

【無料】田原コラム アーモンドアイほか、2018秋華賞出走予定馬18頭分析

秋華賞が行われる今週。見どころは何といっても牝馬三冠に挑むアーモンドアイだろう。圧倒的な破壊力で制した春二冠は世代を超えた存在である可能性を示すもの。馬券的妙味はヒモ穴にあるのかもしれない。

そこで今回のコラムでは、2018秋華賞に出走予定の18頭をあらゆる角度から分析してみたい。私なりの視点で捉える18頭の判断基準が、あなたの予想の参考になれば幸いだ。

・アーモンドアイ
史上5頭目の牝馬三冠に挑む同馬が選んだローテーションはオークスからの直行。過去10年で【0-0-0-10】とまったく結果の出ていない臨戦過程をあえて踏むこととなった。

とはいえ同馬は桜花賞で過去10年【0-1-0-5】と未勝利だった中10週以上の休み明けをものともしなかった。ハイペースのスタミナ勝負になりやすい秋華賞においてオークス勝ち馬は好相性。スタミナ型が続々出走回避を表明した点も牝馬三冠を後押しする。

・オールフォーラヴ
秋初戦の前走ローズSは9着。オークスに続いて勝ち馬から1秒以上離される惨敗を喫してしまった。ここは人気ガタ落ちが予想されるが、忘れな草賞では1000m通過58秒9の消耗戦を早め先頭で押し切る競馬。淀みない流れの内回りコースに適性を示しており、見限るには早計と言えるだろう。

・オスカールビー
大逃げに打った前走だが、1000m通過は59秒8。後続が楽に逃がしすぎたアドバンテージは気にしておきたいところだ。同型が揃ったここで前走の再現は望めそうになく、厳しい戦いが予想される。

・カンタービレ
4角先頭の積極策に出た前走ローズS。あのポジションから上がり3F33秒6を使われては後続に成す術はない。

未勝利、フラワーCもそうだったが、同馬の勝ちパターンはスローを前々で立ち回っての押し切り。1000m通過59秒6で流れたオークスは惨敗を喫しており、ハイペース濃厚のここで前走同様の競馬では失速する可能性も想定したいところだ。

・ゴージャスランチ
優先出走権確保が至上命題だった前走ローズSは3着馬とタイム差なしの4着。結果的に出走は叶ったものの、横山典弘が「逃げ」を選択した点は気がかり。

スプリングSを制したアリゼオ、弥生賞2着マイスタイルなどアッと驚く逃げで絶妙なペースを刻む同騎手。権利獲得のための「最終手段」を用いた2頭は本番で馬券圏外に敗れた。3連対すべて左回りという点から、左回りに替わって見直したい1頭だ。

・サトノガーネット
休み明けの前走は大幅馬体重増が示すとおり成長の跡が窺えるレースぶり。今後に期待が持てる内容だった。今回はGIへの格上挑戦となるが、秋華賞において前走500万下勝ち馬は【0-0-1-5】。唯一の馬券圏内馬マキシマムドパリは春に重賞3着実績あり……さすがに厳しい印象は否めない。

・サヤカチャン
アルテミスS2着以降、逃げては失速を繰り返す馬。今回もハイペースを作り出すことになると思われるが、差し馬が台頭しやすいレースだけに厳しい戦いが見込まれそうだ。

・サラキア
春シーズンは重賞で力負けしていたものの、夏競馬勝利から臨んだローズSは2着。馬体を大きくしつつ力をつけてきた印象だ。

同馬で強調したいのは牡馬相手に2着と健闘した3走前とレコード勝ちを決めた2走前。特に2走前は淀みない流れの小回りコースでひとマクリを決めており、秋華賞で求められる適性を証明した。春の実績上位馬が占めるピラミッドに割って入るポテンシャルは十分秘めている。

・スカーレットカラー
これまで挙げた4連対はすべて芝1600m以下。戦績が示すとおりのマイラーだろう。距離延長で臨んだ前走ローズSは見せ場なく敗れており、一変は簡単ではない。

・ダンサール
出遅れた2走前を除き、出走したレースすべてで4角先頭。現状この戦法がベターなのだろう。とはいえ4戦はいずれも1000m通過61秒後半以上かかるスローペース。60秒を切るハイペースが濃厚な今回、その違いに戸惑わなければ良いが……。

・トーセンブレス
関東圏【1-1-0-1】に対し、関西圏【0-0-0-3】。輸送競馬に課題を残す馬で、関西圏の3戦はいずれも馬体が増えることはなかった。短距離馬が目立つ母系からさらなる距離延長もプラスとは思えず、自分の競馬に徹してどこまで……といったところか。

・ハーレムライン
マイルを3連勝後、重賞の壁にぶち当たっている印象。良績が関東圏に集中している点も含め、東京中山マイル替わりが狙い目と判断したい。

・パイオニアバイオ
過去10年、関東馬の馬券圏内は7頭。その7頭には「関西圏でのレース経験あり」との共通点があった。同馬はその条件を満たしておらず、非関東圏の新潟でも4着。厳しい印象は否めない。

・プリモシーン
8月の関屋記念勝利から参戦という異例のローテ。とはいえアーモンドアイはシンザン記念→桜花賞のローテで制しており、シルクレーシング特有の臨戦過程と捉えたい。

春のGI(桜花賞、NHKマイルC)2戦は直線で窮屈な競馬を強いられた。ゴチャつきやすい内回りコースなら外枠を引き当てたいところ。フェアリーSのようなレース運びが叶えば上位進出が見えてきそうだ。

・ミッキーチャーム
夏の北海道で3連勝を飾った上がり馬。洋芝でのパフォーマンスをどう判断するかだが、前走の勝ち時計1分46秒5はクイーンSの2-3着馬を上回るものだった。

その前走は1000m通過58秒6の激流を自ら作り押し切る競馬。距離延長がプラスとは思えないが、ハイペース適性は気に留めておきたい。

・ラッキーライラック
当初はローズS復帰予定も、右後脚の球節に腫れが出たとのことで回避。さらに主戦騎手の落馬負傷に伴う乗り替わりと、2歳女王に逆風が吹き荒れている。

同馬で気がかりなのは、父オルフェーヴルの産駒が3歳夏-秋に凡走が目立つ点。エポカドーロ、サラス、レーヴドリーブと人気を裏切る走りに終わっているのは如何なものか。「成長力に対する不安」と仮定したとき、実績ほどの信頼は置けないだろう。

・ラテュロス
前走ローズSは13番人気の低評価を覆す好走。先行馬有利の展開かつ開催2週目のイン有利馬場で終始絶好のポジションで運べたことが激走へとつながったのだろう。

3走前、前走と同馬が好走した際はマイナス10キロ以上の馬体重で臨んだとき。馬体重減=勝負仕上げは結論が早いが、減った分を戻しつつの調整となると今回は仕上がりに不安が残る。前走以上のパフォーマンスを望むのは酷か。

・ランドネ
春は控える競馬を試しつつ使われてきたが、秋初戦の前走紫苑Sは一転して逃げ。賞金も足りていた状況での逃げは同馬の戦法を確信させるものだった。例年、秋華賞は差し馬有利のレース。同型が揃ったここは厳しい戦いが予想される。

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