地方競馬コラム

【地方】注目のレース ダイオライト記念2019 3月13日発走(過去成績/データ/追い切り)

■レースの概要

1956年に創設されたレースで、76年に距離が2400mに変更されてからは春の長距離レースとして定着。17年からはナイター競馬として行われている。
中央、地方のスタミナ自慢が集結するレースで、96年に全国指定交流競走に指定されてからは、アブクマポーロ(98-99)、フリオーソ(08-09)、クリソライト(15-17)の3頭が連覇を達成した。
なお、レース名にもなっている「ダイオライト」は、初の牡馬クラシック三冠に輝いたセントライトなどを輩出した名種牡馬で、宮内庁下総御料牧場(千葉県成田市)に繋養されていたことに由来している。




■出走表


※変更情報などの詳細は主催者発表のものを参照してください




■今年のみどころ

今年のみどころは、サウンドトゥルー、ミツバといった歴戦の古豪と、伸び盛りの4歳馬の対決。中央から挑むチュウワウィザード、南関東のトップに位置するハセノパイロ、ヤマノファイトは、古豪を下して世代交代を告げることができるか!?

★ポイント★
川崎記念で念願のタイトルを手にしたミツバの評価がポイント。明け7歳にして馬が成長した結果なのか?それとも前走は一世一代の大駆けだったのか?

【チュウワウィザード】
明け4歳馬らしく近走の充実ぶりには目を見張るものがあり、昨年12月の名古屋グランプリ(JpnII)ではミツバを下して重賞初制覇。前走の東海ステークス(GII)では最速の上がりでインティに迫っており、インティが連勝をスタートさせてから0.3秒差以内のレースをした馬は、フェブラリーSの2着馬ゴールドドリームと、このチュウワウィザードしかいない。今回、ミツバとの斤量差は1キロに縮まるが、ここを楽勝できるようなら、今年の帝王賞でも面白い存在になりそうだ。
死角は初めてのナイター競馬くらいで、通算[5.2.2.0/9]という成績から、ここも馬券圏内は必至か。

【サウンドトゥルー】
GI級3勝の実績を誇る実力馬で、大井コースが得意なイメージだが、船橋コースでも[1.1.2.1/5]と好成績を残しており、着外は距離不足だった16年かしわ記念(5着)だけ。
地方に転厩して3戦目になるが、急激に衰えるようなことは考えづらく、昨秋のJBCクラシック5着、東京大賞典4着だけ走れば、十分に圏内だろう。

【オールブラッシュ】
浦和記念1着→川崎記念3着と、ここ最近は好走が続いており、一時のスランプからは抜け出しつつある。相手関係からも、仕掛けどころひとつで、十分に馬券圏内は狙えそうだ。
ただ、5着に敗れた17年の名古屋グランプリ(2500m)では地方所属馬にも先着されており、この距離に関してはあまり歓迎ではなさそう。

【ヤマノファイト】
昨年の南関クラシック羽田盃(SI)の優勝馬で、交流重賞では浦和記念(JpnII)で5着という実績がある。ただ、その浦和記念では4キロの斤量差がありながらオールブラッシュとアポロケンタッキーには先着されており、エスポワールシチー産駒だけにこの距離での逆転まではイメージしづらい。

【アポロケンタッキー】
船橋コースは[1.2.0.0/3]と得意にしており、昨年のダイオライト記念ではケイティブレイブから0.3秒差の2着に好走。状態さえ戻っていれば侮れず、近走は冴えないがノーマークにするのはキケン。

【ハセノパイロ】
昨年の南関クラシック東京ダービー(SI)の優勝馬で、距離的にはヤマノファイトよりも適性がありそう。2歳時に全日本2歳優駿(JpnI)でルヴァンスレーヴの3着という実績もあるが、能力的にはヤマノファイトとそれほど差がない印象で、さすがにJRAの実力馬が相手では荷が重そうだ。また、好走時の馬体重は520-30キロ台なので、当日の馬体重にも要注意。

【ミツバ】
川崎記念では、前を行くケイティブレイブとオールブラッシュの間を割って抜け出すという、これまでにない勝負根性をみせて優勝。これまでは、どちらかというと揉まれやすいタイプに映ったが、明け7歳ながら競馬ファンにひと皮むけた印象を与えた。
ただ、これまでもオールブラッシュには先着した実績があり、レース後にケイティブレイブの手綱をとった福永騎手から『(ケイティブレイブは)精神面でチャンピオンズカップ(11着)に似ている感じで、もっと大敗してもおかしくなかった』という旨のコメントが出ていた点が気になる。単にケイティブレイブが走らなかっただけだとすると、あまり過大評価するのも考えものか。また、ムラなタイプで、オープン入り後はこれまで3走連続して馬券圏内に入ったことがなく、そのあたりも頭の片隅に入れておきたいところだ。




■過去5年の成績






■データ(2009-18)

【血統別成績】※連対馬20頭



★ポイント★
リピーターが多いことを差し引いても、サンデーサイレンス系は好相性
⇒ヤマノファイト(父エスポワールシチー)、ミツバ(父カネヒキリ)






【枠番別成績】※連対馬20頭




★ポイント★
1、5、6枠はあまり成績が良くない
⇒チュウワウィザード(1枠)、ヤマノファイト(5枠)、アポロケンタッキー(6枠)






【勝ち時計】



★ポイント★
 ⇒当日の馬場にもよるが2分34-35秒台の決着が標準





■有力馬情報 - 厩舎コメント

【チュウワウィザード】 (小回りコースOK)
前走は3着以下を離しているし、勝った相手を考えればよく走っている。地方の小回りコースも2走前に経験済みだし、今回も期待している

【サウンドトゥルー】 (さらに上昇)
前走後の疲れもなく、この中間はさらに気配が良くなってきた。転入してから初めての地元・船橋でのレースだし、左回りのほうがスムーズだから楽しみ

【オールブラッシュ】 (自分のリズムで)
直前のケイコの動きもよく、好調をキープ。ハナにはこだわらないから、ここも自分のペースで流れに乗りたい

【ヤマノファイト】 (力だめし)
どちらかといえば右回りよりは左回りの方が走りがスムーズ。いいデキで臨めそうだから、いまの力でJRA勢を相手にどこまでやれるか

【アポロケンタッキー】 (動き良化)
前走は久しぶりにこの馬らしい競馬。ここ最近では今回が一番素軽い動きをみせているし、状態は良さそうだよ

【ハセノパイロ】 (距離は大丈夫)
折り合いがつくタイプだから、この距離は問題ない。相手は揃ったが、いい走りを期待している

【ミツバ】 (初コースも不安なし)
2頭の間をこじ開けて抜け出した前走の内容が強かった。短期放牧を挟んだけど状態はいいし、経験豊富な7歳馬だから初めてのコースでも心配していない




■追い切り情報

【チュウワウィザード】 →[好調維持]
9日 栗東 坂路 稍 54.2-39.6-12.8 馬なり

【サウンドトゥルー】 →[動き軽快]
9日 船橋 外左 重 83.3-64.0-49.5-37.4 馬なり

【オールブラッシュ】 →[実戦向き]
9日 栗東 ウッド 稍 71.7-54.2-39.4-12.8 一杯

【ヤマノファイト】 →[態勢整う]
9日 船橋 外左 重 63.8-49.0-37.0 一杯

【アポロケンタッキー】 →[攻馬良化]
10日 栗東 坂路 良 53.7-38.0-12.5 仕掛け

【ハセノパイロ】 →[仕上がる]
9日 船橋 外左 重 63.7-50.1-38.3 一杯

【ミツバ】 →[好気配]
10日 栗東 坂路 良 58.0-41.8-13.5 馬なり

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文・編集部、地方班

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