地方競馬コラム

【地方】注目のレース エンプレス杯2019 2月27日発走(過去成績/データ/追い切り)

■レースの概要

その名のとおり『女帝』の座を巡り争われる牝馬限定戦。
1995年に南関重賞『キヨフジ記念』として創設され、当時は川崎ダート1800mで施行されていたが、1997年にはGII(統一GII)に格付けされ、翌98年よりフルゲートが12頭→14頭に変更されたことに伴い、距離も2100mへと変更された。
交流重賞の見どころは『JRA代表馬 VS 地方の強豪』の対戦だが、中でも牝馬限定戦はJRAに牝馬限定のダート重賞がないため、有力どころが揃いやすい。特にこのエンプレス杯は格付けが高いレースということもあり、過去の優勝馬にはホクトベガやファストフレンドといった一流馬が名を連ねている。
なお、現在JpnIの格付けで行なわれる牝馬限定戦はJBCレディスクラシックのみ。JpnIIは、エンプレス杯のほか、秋のレディスプレリュード、3歳限定の関東オークスの3レースだ。




■出走表


※変更情報などの詳細は主催者発表のものを参照してください




■今年のみどころ

TCK女王盃で交流重賞初挑戦ながら見事に優勝したビスカリアをはじめ、交流重賞2勝馬プリンシアコメータ、芝重賞ウイナーのキンショーユキヒメ、昨年のエンプレス杯3着馬のサルサディオーネなど、今年もJRAメンバーは強力。過去の傾向からもJRA勢が優勢なレースだが、今年も上位独占となるか!?

【ミッシングリンク】
休養前の柳都ステークス(1600万下)では、ビスカリアとサルサディオーネを寄せつけずに優勝。順調さを欠いた点はマイナスだが、1000万下優勝時には後にエルムSを制したハイランドピークを下しているように能力は高い。ただ、昨年のTCK女王盃を制しているように交流重賞実績はあるものの、昨年のエンプレス杯では2番人気6着と期待を裏切っている。今回は距離やコースの適性が改めて問われる一戦。

【キンショーユキヒメ】
ダート実績こそないものの、昨年の福島記念を制している重賞ウイナー。500キロを越える大型馬だけにパワー勝負は望むところだろうが、メイショウサムソン産駒から重賞クラスのダート馬がいまだに出ていない点は気になる。今回は2月一杯で引退する中村均厩舎のラストランとしても注目を集めるが、はたして引退の花道を勝利で飾ることができるか?

【プリンシアコメータ】
昨年のJpnIIレディスプレリュードの勝ち馬で、今回のメンバーでも実績は最上位。前走の敗因は、おそらく大幅なプラス体重と不良馬場。他馬より重い斤量を背負っていたことも厳しかった。昨年のエンプレス杯で2着に好走しているようにコース適性は高く、巻き返す余地は十分。

【ビスカリア】
交流重賞初挑戦だったTCK女王盃では6番人気という低評価だったが、終わってみれば後続に5馬身差をつける大楽勝。インしか伸びない特殊な馬場だったとはいえ、好位から抜け出して後続を完封した内容は見事。7歳牝馬だけに大きな上積みは疑問も、4勝を挙げている左回りに替わるのはプラス。前走で好騎乗をみせた森泰斗騎手とのコンビ継続も頼もしい。

【サルサディオーネ】
これまでに挙げた勝利が全て左回りという典型的なサウスポー。まだ重賞タイトルには手が届いていないが、牡馬混合のレパードS2着やオープン特別優勝など、他の有力馬と比べても遜色のない実績を残している。ここ1年で力をつけた今なら、昨年3着以上の着順も可能だろう。ただ、今回は大外枠を引いてしまっただけに、いかにスムーズに先行できるかがカギを握る。





■過去5年の成績



★ポイント★
 ⇒ 過去5年で[1.1.1.1/4]という成績の戸崎騎手に注目。今年はミッシングリンクに騎乗予定




■データ(2008-18) ※12年は開催中止

【血統別成績】※連対馬20頭



★オススメ馬★
ミスタープロスペクター系
 ⇒ クロスウィンド、エミノマユアク、ビスカリア

サンデーサイレンス系
 ⇒ ミッシングリンク、ブランシェクール、アッキー、プリンシアコメータ、ラモントルドール、サルサディオーネ

デピュティミニスター系
 ⇒ 該当馬なし




【枠番別成績】※連対馬20頭




★オススメ馬★
7枠
 ⇒ クレイジーアクセル、グレートコマンダー





【勝ち時計】



★ポイント★
 ⇒近年は時計の掛かる傾向にあり良馬場なら2分16秒-17秒台の決着になりそう





■有力馬情報 - 厩舎コメント

【クロスウィンド】 (距離延長で)
前走はマイル戦の忙しい流れが合わなかった。ロジータ記念の時計から、中央馬相手でもヒケはとらない

【ミッシングリンク】 (休み明けでも)
少し休養が長引いたけど、ここを目標に力を出せるデキ。再昇級だけど以前の実績から牝馬限定戦なら重賞でも通用する。今回も自分のカタチで

【キンショーユキヒメ】 (久しぶりのダート)
前に1度ダートを使った時は結果が出なかったけど、あの時はJpnIでメンバーも強かった。大型馬だからダートはこなせてもおかしくない。今回は馬のリズム重視でスムーズなレースをさせたい

【アルティマウェポン】 (距離がポイント)
交流重賞でも崩れずによく走ってくれている。好調をキープしているけど今回は距離がポイントになりそう

【ブランシェクール】 (引退レース)
今回が引退レースになるので、有終の美を飾らせてあげたい

【プリンシアコメータ】 (状態ひといき)
仕上がりはマズマズだけど、ゲート入りを嫌うなど気難しい面をみせている点がどうか。好調時と比べると少し物足りない

【ビスカリア】 (距離OK)
前走は馬場を読んだジョッキーのファインプレー。距離は問題ないし、体調も良い状態をキープできているから、初めての川崎コースを苦にしなければ

【クレイジーアクセル】 (得意コースで)
交流重賞だった前走もいい粘りをみせていた。今回は得意コースに替わるから楽しみ

【サルサディオーネ】 (展開がカギ)
前走後はいったん放牧に出したけど、体調は凄く良さそう。牡馬が相手だった前走ほど厳しい展開にはならないだろうから、自分の競馬に徹してどこまで踏ん張れるか





■追い切り情報

【クロスウィンド】 →[好調キープ]
23日 船橋 外左 良 64.2-49.5-37.2 強め

【ミッシングリンク】 →[態勢整う]
24日 美浦 ウッド 良 56.5-41.2-12.5 G前仕掛ける

【キンショーユキヒメ】 →[仕上良好]
21日 栗東 ウッド 重 82.0-65.0-50.5-37.3-12.4 強め

【ブランシェクール】
外厩調整

【プリンシアコメータ】 →[パワフル]
24日 美浦 ウッド 良 54.4-39.2-13.3 馬なり

【ビスカリア】 →[順調]
24日 栗東 坂路 良 61.5-42.3-12.7 馬なり

【クレイジーアクセル】
外厩調整

【サルサディオーネ】 →[キビキビ]
24日 栗東 坂路 良 54.0-38.5-12.5 馬なり


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文・編集部、地方班

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※次週以降の注目レース

【地方】注目のレース フジノウェーブ記念2019 3月6日発走(過去成績/データ/追い切り)

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