地方競馬コラム

トップクラス集結!【マイルグランプリ(SII)・見どころ】


■マイルグランプリ・見どころ

・トップクラス集結!

週末に京都で行なわれるJBC競走。
牡馬も出走可能なクラシックとスプリント。
多くの注目が集まるだろう。

一方、JBCにはマイル戦がない。

大井1600mで行なわれる10月31日(水)の「マイルグランプリ(SII)」は南関東のトップクラスが集結した。

南関東に移籍後4連勝、帝王賞も4着と好走したリッカルド。
昨年のジャパンダートダービー(以下JDD)の勝ち馬で前走の日本テレビ盃も5着と好走したヒガシウィルウィン。
今年のJDDで中央勢と大接戦を演じ、前走の黒潮盃も2着と好走したクリスタルシルバー。

キングガンズラングの名前こそないものの、マイルグランプリは南関東の現役トップクラスが集結した。

南関ファンにとって、JBC以上の注目レースだろう。

興味深い一戦である。


■ポイント1「人気馬ヒガシウィルウィン!」

先日発表されたJBC地方馬ファン投票で1位に選ばれたヒガシウィルウィン。

門別デビューから南関東に移籍。
地方競馬生え抜きのキャリアから、昨年は地方馬としてJDDを7年振りに制覇。
17年のNARグランプリ年度代表馬であり、そのキャリアを含めて地方を代表する現役馬だ。

JDD以降、交流競走を中心に出走したため1年ほど勝利から遠ざかっていたが、前々走のサンタアニタトロフィー(SIII)は1歳年上の東京ダービー馬バルダッサーレを2馬身離して快勝。
改めて実力を示した。

今回の舞台である大井競馬場は過去8度出走。
東京大賞典と帝王賞を除く6回は4勝2着1回3着1回。
ほぼパーフェクト。

むろんここも上位争いが見込まれる。


■ポイント2「復活したリッカルド!」

一昨年のエルムS(札幌)を勝つものの、以降は不調に陥った元・中央馬。
南関東の所属馬として再スタートを切った今年は見事に復活を果たした。

中央と馬の差はあるだろう。

だが、携わった関係者の技術力に差はないはずだ。
リッカルドの担当は、あのアブクマポーロと同じ楠厩務員。
復活の陰に南関東の競馬人の力を忘れてはいけない。

年明け以降、1400mから2000mで4連勝。
帝王賞も4着と上位に迫る。

前走は久々に中央のエルムSに出走して6着だったが、好走を続ける大井に戻って再び存在感を見せる。


■ポイント3「3歳の代表格クリスタルシルバー!」

当初、南関クラシック路線では数いる3歳馬の1頭に過ぎなかった。

しかし、東京ダービーで2着と好走。
続くJDDも2着と同タイムの4着と再び好走。

一躍、南関東3歳勢のトップクラスに名を連ねた。

ルヴァンスレーヴを筆頭に既に古馬重賞を勝っているオメガパフューム。

ハイレベルな中央3歳勢を相手に接戦を演じた能力は侮れない。

デビュー以降10戦全てが大井に出走。
鞍上は乗り替わりとなるが、走りなれた舞台。

古馬相手でも互角以上の能力が秘められている。


■レースの見どころ

3頭のほか、テレ玉杯オーバルスプリントで3着トーセンハルカゼ。
マイル以下に矛先を替えて復調してきたバルダッサーレ。
南関移籍後は崩れ知らずオメガヴェンデッタ。
南関東2戦目の出走アルマワイオリ。
地方競馬に初登場ディアデルレイ。
マイルグランプリのトライアルを勝ったニシノラピート。

興味深いメンバーが揃った。


先手はニシノラピートが獲るだろう。
逃げてこその馬。
引き続き騎乗の的場文男ジョッキーがレースを作る。

それに、オメガヴェンデッタ、ゴーディー、バンドオンザランなどが続く。
クリスタルシルバー、ヒガシウィルウィン、リッカルドなども、この集団に含まれそうだ。

3角前後から各馬が動き始める。

逃げるニシノラピート。
的場ジョッキー独自のフォームは、馬が最後までしぶとく脚を使う。
簡単には止まらないだろう。

控えていた、リッカルド、ヒガシウィルウィン、クリスタルシルバーなどがギアを上げてトップスピードに入る。

直線、前を行くニシノラピート。
うしろから脚を伸ばす各馬。

最後は壮絶な叩き合いとなりそうだ。


この秋、最大のマイル戦。
それに相応しいメンバー。
勝つのは1頭。

栄冠を手にするのは、どの馬となるのだろうか。


□2018年 マイルグランプリ 出馬表


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文、編集部・地方班(吉田)

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【地方競馬】2018 マイルグランプリ(過去7年データ)